詩人の血

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詩人の血

解説

詩人、小説家、画家、劇作家、映画監督などジャンルを超えて活躍したフランスの芸術家ジャン・コクトーが1932年に発表した映画監督デビュー作で、アバンギャルド映画を代表する1作となった古典的名作。

4つのエピソードで構成され、コクトーによる後の傑作映画「オルフェ」や小説「恐るべき子供たち」にも共通するギリシャ神話の要素や鏡、雪合戦といったモチーフを散りばめながら、事物が神秘的に息吹く様子を挑戦的な映像表現で描き出す。

作曲家集団「フランス6人組」の1人で、後に「ローマの休日」など数々の映画音楽を手がけるジョルジュ・オーリックが音楽を担当。ココ・シャネルが衣装を手がけた。

1932年製作/50分/PG12/フランス
原題または英題:Le sang d'un poete
配給:マーメイドフィルム、コピアポア・フィルム
劇場公開日:2022年12月30日

スタッフ・キャスト

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(C)1930 STUDIOCANAL

映画レビュー

3.0予想通り

2023年5月8日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

寝られる

寝ました・・2章〜3章にかけて。最終章はちょっと戦争批判、格差批判を感じました。感覚としては訳の分からない抽象画を観て、キレイだなあと思った感じ。準備していただけ、「サイドバイサイド」などよりずっと甘くなってしまいます。

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トミー

3.0演劇を観ているよう

2023年4月15日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

ジャン・コクトー特集にて鑑賞。

詩的で抽象的な内容なのは想像通りだが、様々な視覚的なトリックと、限られた舞台を転々としていく様は舞台のようでもあり、作品として楽しめた。

微かに理解できる比喩も当時が垣間見える。

とはいえ、理解できない部分が多いのは間違いないけれど笑

2023年劇場鑑賞60本目

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ひでぼー

3.0すき

2023年3月22日
iPhoneアプリから投稿

トリックを多用しながら
さらにデザイン性も光る

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JYARI

2.0もっとヒリヒリするような前衛が観たかった!

2023年3月20日
スマートフォンから投稿

かれこれ、もう30年以上、ついつい観る機会を逸していた本作。
やっぱり、こういう映画はスクリーンでないとピンとこない。
しかし…
う〜ん…
もっと前衛的で、コクトーならではのマジックがあると思ってたが、そうでもなかった。
だいぶ昔に、特に前衛ではないが、より完成度の高い『オルフェ』や『美女と野獣』等を見てしまっているのもあるとは思うが…
そういった意味で言えば『オルフェ』のプロトタイプと言えなくもないが(鏡へのダイブとか、フィルムの逆回転とか、それに竪琴…)
であれば、もっとプロトタイプらしく先鋭的に攻めて欲しかった。

アイデアは諸々と良かったのだが、鮮烈な印象を残すようなショット(構図やライティングも含めて)がチョット足りない。
(これも先に『オルフェ』を見てしまっているせいかもしれない)
映画で詩を表現しているというよりは、どちらかというと観念的で説明的。

あと、音楽がイマイチ退屈だったのもマイナス要因。
あの世界観のサウンドトラックに合うような、もっと前衛的な作品、当時は他にもあったのに。

まあ、『オルフェ』好きは、参考までに観ても損はないかも。

あと、リー・ミラー、喋って動いてるの初めて観たけど、やっぱりイイ女だねえ。

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osmt