史上最大の作戦のレビュー・感想・評価
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アイゼンハワーはドイツ系アメリカ人。それを説明しないと駄目だと思う。
オック岬とオマハビーチは犠牲者を出しすぎたと思う。
中学2年の時、渋谷の全線座で友人と見た。二人でオマハビーチの攻略に駄目だししたと記憶する。
日本に対する攻撃では、上陸する前に、沖合からの艦砲射撃を徹底的にやっている。沖縄、硫黄島、サイパン、ガダルカナル。さて、ノルマンディー上陸作戦では、なんでその手を使わなかったのか?
また、連合軍の空爆は、ドイツでも行われているだろうが、日本と比べた場合、どの程度であったのだろう?ドレスデンの空爆とかあるが。
個人的な見解だが、たとえナチスであれ、アングロサクソン系であり、同じアングロ・サクソン系として、ドイツを完膚無きまでに叩きのめす事が出来なかったと思われる。
それは兎も角、ロンメルは『敵を食い止める場所は海岸線。上陸させるな』と言った様な事を言っている訳だから、オマハビーチ、一地点に絞って、艦砲射撃や空爆を使った波状攻撃をすれば犠牲者は減らす事が出来た。艦砲射撃や空爆は夜にも出来る。つまり、攻める連合軍と言えども、人の命は軽く見ているという事だ。この映画見て、やはり、『プライベートライアン』を見るべきだね。つくづく、オマハが無謀であったかが理解できる。
しかし、日本は東京大空襲を指揮したルメイに勲章を授けている。一旦、どういった理由があるのだろうか?
歴史的大作戦の壮大な全貌!
DVDで鑑賞(吹替)。
ロンメル将軍の言葉から始まるオープニングが、これから始まる圧巻の物語への期待を否応無しに高めてくれる。
開始までの経緯を描きながら、綿密な計画を立てる連合国軍と、事態を楽観視するドイツ軍との対比がとても面白い。
パノラマ的に出来事が配置されていて、とても見応えがあったが、登場人物の数が膨大で把握するのが大変だった。
吹き替えられていない部分が英語になるのだが、全員の声が同じに聴こえた(まだまだ修行が足りないなぁ…)。
戦場で如実に示される戦争の過酷さと理不尽さ。容赦無く奪われる命。誰にも見えない己の運命。…それでも戦う男たちの熱きドラマが胸に迫って来る。暗闇の中、誰が敵とも分からない中を行軍するスリルがハンパなかった。
戦闘シーンのスペクタクルも堪らない。まさに興奮の坩堝であった。昨今のCG頼りな場面とは違い、実物大のセットや本物の戦車などを駆使した圧巻のシーンの連続に手に汗握る。本物だからこその迫力を心ゆくまで堪能した。
[余談1]
映画の殆どがカラー作品になっていた中敢えてモノクロを採用しているのは、戦争の空気感を実際の記録映像のような感覚で映し、尚且つ、作品の持つ重厚感を演出するためだったのかな、と…。これがもしカラーだったら、ここまでの名作にはなっていなかったかもしれないと感じた。
[余談2]
邦題について。もしこれが英題直訳の「最も長い一日」だったり、ただカタカナに直しただけの「ロンゲスト・デイ」だったとしたら絶対にヒットしていなかっただろうな、と…
「史上最大の作戦」。この字面を見ただけでなんだか血沸き肉踊って来るような気がしないだろうか。水野晴郎氏のセンスは卓越したものがあると、改めて感服した次第である。
[以降の鑑賞記録]
2019/? ?/? ?:DVD(吹替)
2022/08/15:Blu-ray(吹替)
2025/01/11:Blu-ray(吹替)
※修正(2025/01/11)
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