地獄のコマンド
劇場公開日:1986年7月5日
解説
アメリカ全土を支配しようとする計画インヴェイジョンUSAを企む暗黒軍団に立ち向かう秘密諜報部員の活躍を描くアクション映画。製作はメナヘム・ゴランとヨーラム・グローバス。監督は「地獄のヒーロー」のジョセフ・ジトー。チャックの弟、アーロン・ノリスとジェームズ・ブルーナーの原案を基にブルーナーとチャック・ノリスが脚色。撮影はジョアオ・フェルナンデス、音楽はジェイ・チャタウェイが担当。出演はチャック・ノリス、リチャード・リンチなど。
1985年製作/アメリカ
原題または英題:Invasion USA
配給:日本ヘラルド
劇場公開日:1986年7月5日
ストーリー
陽光まばゆいカリブ海にアメリカヘ向けて難民のボートが漂流している。あとわずかでその目的も達成されようとした時、アメリカ国旗をつけた沿岸警備艇が接近、難民たちが喜びの声をあげた。しかし彼らが勇んで乗り込もうとした矢先、警備艇から機関銃の弾が難民に向けて吹き荒れたー。そのボートの船底には麻薬が積み込まれており、彼らの目的はそれだったのだ。警備隊員に化けた彼らこそ、天才的頭脳を持ったスーパー・テロリスト、ミカール・ロストフ(リチャード・リンチ)が陰で操る暗黒集団だった。ロストフの狙いは、アメリカ全土にテロの嵐を巻き起こし、アメリカ人たちに地獄を味わせる<USA侵略計画>。計画は着々と進行しており、シカゴ、デトロイト、と散発的なゲリラ活動が続き、警察が手を焼いていた。この一連のテロ事件に関心を抱いていたのが女性フォト・ジャーナリストのマクガイアー(メリッサ・プロフェット)だった。ロストフにとって、この計画に邪魔になる人物がいた。マット・ハンター(チッック・ノリス)だ。かつてのアメリカ秘密諜報部のトップ・エージェントで、これまで何度かロストフのテロ計画を阻止してきていた。今は引退してフロリダの美しい沼沢地で平穏な暮らしを送っていた。そこへ彼を抹殺しようとロストフの一味がやって来た。突然の襲撃を受け九死に一生を得た彼は、その手口からロストフの仕業だと気がついた。ハンターを救おうとして悪の凶弾に絶命した友人のジョン(デール・バーティ)のためにも、彼はロストフに応戦する決意を固めた。クリスマスでにぎわうデパート。ここでもテロの魔手がのびていた。通りかかったハンターはそれに捲き込まれそうになるが、たまたま居合せたマクガイアーに協力を求めてその場を脱出。それを機に2人は接近する。自らをおとりにロストフをおびき出そうと考えたハンターは、アトランタ市に現われテレビを通じてロストフを挑発、この地で激戦が開始された。遂にビル内で、ロストフと1対1の決戦の時を迎え、ハンターは見事、うち勝つのだった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ジョセフ・ジトー
- 脚色
- ジェームズ・ブラナー
- チャック・ノリス
- 原案
- アーロン・ノリス
- ジェームズ・ブラナー
- 製作
- メナハム・ゴーラン
- ヨーラン・グローバス
- 撮影
- ジョアオ・フェルナンデス
- 美術
- Ladislov Wilheim
- セット
- Monica Paige
- 音楽
- ジェイ・チャタウェイ
- 録音
- Gary Rich
- 編集
- Daniel Loewenthal
- 字幕
- 菊地浩司