JFKのレビュー・感想・評価
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ケヴィンコスナーがバチバチにかっこいい!
JFK暗殺の真祖について、検事役のケヴィンコスナーが解いていく物語。これが真実なのでは?と思えて仕方ないストーリ展開でとても面白い。また幼い頃に見た時には分からなかった時代背景なども、大人になってみるとだいぶすんなりと入ってくる。最後の裁判は見応えのあるシーンだった!
重厚な3時間
何度も出てくるケネディ暗殺の瞬間が脳裏に焼き付く。日本やとオズワルドが犯人やない!っていうのは陰謀論っぽく語られる雰囲気があるけど、アメリカの方ではこういう裁判の背景も踏まえてどういう認識なんやろう?政府が隠蔽してると思ってる人も少なくないのでは?
ケヴィンコスナーの最後の長台詞が印象的やった。前から撃たれて後方に倒れて…前から撃たれて後方に倒れて….。この検察側の説明を聞いてもなお、陪審員たちは無罪判決したんやろうけど弁護側が一体どれだけの説得力のある説明をしたのか聞いてみたい。
今も残る疑問
検事のケビン•コスナーが、
大統領と国の為に真っ直ぐな気持ちで
真実を追求する姿が力強く描かれていた。
時には、家族を犠牲にして仕事に打ち込むのは他人なら喜ばしいが、
家族はたまったものではないだろう。
ラストの陪審員に向けての弁論も見事である。
片やトミー•リー•ジョーンズの存在、
画面に映る時は悪事の姿は無く、
無罪を主張している姿だけだが、
観る者には、コイツだな、と思わせている。
少なくとも私には。
やはり、オープンカーは、危険であると思える。あの時、オバマなど歴代大統領が来日する時、大統領特別機で運んで来る防弾装備完備の大統領専用車両なら難を防げていた筈だ。
返す返すも惜しい、と今尚思う人がアメリカにいるのではないか。
反対に、良かった、と思う人や集団や国も。
検事が、陪審員に謎解きのように説明するくだり、大統領に弾が当たっているがそう重傷でなくまた前席の知事に当たった弾は大統領には当たらず別であり最後致命傷の銃弾の射入角度方向。最初の発表とは違う弾数など、同時に撃てばわからない。専門家の警察が間違っていることがおかしい。理路整然と説明するも証人をことごとく潰されてしまう。
国相手は怖いのだ。
3時間を超えるが見応えあり。
流石オリバー・ストーン監督。
あの事件を集約し一気に見せた。
会話のテンポの速さもあり
付いて行くのが遅れがちになる。
しかし感覚で鑑賞していても
善悪や疑問だけは脳裏に刻まれる。
役者の演技にキャメラは追いつかない。
それがまたドラマの緊張感を高める。
演技と場面の構図で迫ってくる。
予め犯人は予定され処理されたのか?
美味しい思いをするのは思想家か
政府のある部門か、軍事産業か?
ケネディの死後、アメリカ政府は
彼の止めようとした法案を進めた。
最後の法廷場面は
監督の言いたい事の
全てを表している。
※
オズワルト
ケヴィン・ベーコンやゲイリー・オールドマンがかっこいいです。名優といわれる俳優が随所に出てくるもんだから目が離せません。その中でも際立ってケヴィン・コスナーが大根役者の雰囲気を出していた(しゃべり方が下手なだけかも・・・)。
オズワルドが中心になるわけでなく、彼をハメた奴らを探し出すことがメインとなる。そしてXと名乗るドナルド・サザーランドの告発がリアリティ溢れる謀略のシナリオ。今となっては正しいような気もするが、アメリカの戦争好きの性格を如実に表している。
ラストの裁判では、暗殺事件=クーデターだと結論づけるが、ベトナム戦争や軍事産業と政府の結びつきを批判しているところは評価できます。それにしても、ベトナムではベトナム人が200万人死んで米兵は5万強か・・・
これを真実と思って生きる。
見応え充分の3時間だった。
主人公の真実究明の執念と、
オリバーストーンの予に知らしめるんだと言う執念が
完全にリンクしたような熱の籠った傑作でした。
しかし、当時ケネディ暗殺の映像は解像度も粗く、
よく分からなかったけど、
有機elとなり映像もよくなって最後の裁判シーンは
臨場感も増しケビンコスナーの名演説も相まって、
緊迫感が凄かった。
オズワルドから始まり共産党、反キューバ、
ベトナム戦争から国家に辿り着く過程を家族を犠牲に
して迫って行く様はとても見応えありました。
もう、僕の中ではこれが真実です。
真相は闇の中
アメリカ近代史の中で、これほどショッキングで、闇に隠されている事件があるだろうか? 本作品ではジョンソンクーデター説。 CIAとかFBIの陰謀はあったけど、副大統領とはね。結構ショッキングだけど、その後ベトナム戦争の泥沼にのめり込む、政府・軍や産業界の構図に説得力がありすぎ。
ケビン・コスナー良いねえ。裁判所の長い論説は出色。
映画的には疑われる人や、仲間たちの説明がサラッとしすぎて混乱してしまう。予習しなくても追いつけるぐらいにしてくれたら良いけど、1時間画ぐらい間延びするかな? ドナルド・サザーランドとの会話シーンがなければ救われなかった。
年がばれるけど、70年安保の前時代の御茶ノ水の喧騒はベトナム反対もスローガンにあったなあ。歴史を変えた情報公開が待ち遠しい。それまで元気でいられるか?
命を張って真実探究に邁進する地方検事の稀有な存在感
暗殺という手段を使って大統領をも消し去り、おそらくは弟も亡き者にする米国既得権者の非情さ、それと裏腹に命を張って真実探究に邁進する地方検事ジム・ギャリソンの稀有な存在感と、それに説得力を与えるケビン・コスナーの力量、その物語を脚本にも関与し3時間をゆうに超えるエンタテインメント映画にしてしまう監督の力技、米国の闇の深さとそれと闘う正義感の強さに少々の羨望と、感銘。
目が離せない、緊迫の3時間半
オリバー・ストーンがオールスターキャストと共に挑む、20世紀最大のミステリー。
編集が凄いですよね。登場人物同士の議論や独白が殆どなのに、あらゆる映像を織り交ぜながら魅せてくれるので全くダレない。視覚、聴覚に叩きつけられる情報量は半端無く、そこから導かれるこの暗殺事件に対しての違和感は誰もが抱くであろうもの。終盤のケビンコスナーのスピーチはオリバーストーンの思想そのものと受け止めましたが、それら全てを包含して放たれるこの映画の熱量は、本当に尋常じゃありません。
チョイ役ながらウォルターマッソー、ジャックレモンの出演は嬉しいし、トミーリージョーンズ、ケビンベーコン、ジョーペシ、そしてゲイリーオールドマンが一堂に会するなんて、今じゃ考えられないですよね。そういった映画的醍醐味も含めて、大好きな作品です。
やっぱ長い
以前に見たことあるけど再鑑賞。
やっぱり長い。長過ぎると途中緊張感が途切れちゃう。
色々と推理はしてみても結局はクレイ・ショーですら有罪に持ち込むことはできなかった。
もちろん実話をもとにしているのであるからなのだけど。
しかし物語として見ている私としてはやはり不完全燃焼。
FBI、CIA、軍、カストロ、軍事産業、マフィアと陰謀の規模が大きすぎて
全部が絡んでいるとは流石に思えないかな。陰謀にからむ人間が多いとボロが出るからね。
個人的には軍事産業の利権って気がするなー。暗殺と分かって加担する人間は
一部に決まってるし。
久しぶりにケビン・コスナーを見た気がする。最近あまり出てないよね。
声があんまりかっこよくなかったな。イケメンだよね。
重々しい雰囲気が画面から漂って来て話自体は面白かった。
ただ、風呂敷を広げ過ぎ感はあるのでもう少し一番信憑性のある
仮説でまとめたらスッキリするしよかったのかな。
メモ取りながら見たけど謎が多すぎて混乱するわー。
タブーを映画化したオリバーストーン
あまりよく知らなかったJFK暗殺事件の内容を知りたくて見てみました。
実際の映像を交えて作られているから当時の状況や空気が分かりやすかった。
しかし、こんな内容を堂々と映画にできるのはなぜなの?
やはり言論の自由がアメリカでは確保されているのか。
出演俳優の豪華なこと!
ケビン・コスナーってこんなにかっこよかったのか!
ゲイリーオールドマンの良さが出ていて嬉しかった。
ギャリソンはジョンソン主犯説を暗示していましたが、私は落合信彦氏が唱えるニクソン説に興味をひかれます。
ジョン・F・ケネディ暗殺の真相を暴こうとするギャリソン検事を描く物語。
オリバー・ストーン監督が、全盛期のケヴィン・コスナーを起用して描いた社会派ドラマです。
アメリカ最大の謎で、暗部だと思われるケネディ暗殺。その「陰謀論」を真正面から語った映画です。
私自身、JFK暗殺について興味を持っており陰謀論を支持していたので、この映画もとても興味深く鑑賞することが出来ました。
ただ、映画としての面白さとしてはどうでしょう?ドキュメンタリー色が余りにも強すぎて、興味に合わせた高い評価をして良いのか判断に迷います。
また、ドキュメンタリー部分でも、政府側に反証の余地を与えていない形式は、あまりフェアとは言えないようにも感じています。
私的評価は、やや抑え目の4にしておきました。
ケネディ大統領暗殺の謎
オリバー・ストーン監督、ケビン・コスナー主演の名作。ケネディ大統領暗殺の闇深い点を今一度世に知らしめたストーリー。明らかにおかしい事件解決に、闇の権力により真実が真実とはならないという問題提起をしている。
死ぬまでに真相を知りたい事件。是非、アメリカの機密文書公開を見届けたい。
真実は未だ闇の中
未だ未解決のJFK殺人事件を追った地方検事の話。
独自の説?に基づいて展開されている。
どうも怪しい。矛盾だらけの報告書。そして、調べていくと浮かんでくる事実。こういう陰謀説モノが好き。
でも、これらの内容も説に過ぎず、事実とは限らない。
ただ、ジム・ギャリソンの奮闘がなければ、世界が真相を追求をすることなく、ただの殺人で片付いてしまっていた可能性もあったのではないか?
おかげか2017年、数万点の機密資料が公開されたらしい。
しかし、残るファイルの公開も明言したトランプ大統領だが、なぜか撤回。
真実はいつになったら明らかになるのだろうか?
リー・ハーヴェイ・オズワルドは、たしかにあやしい男ではあるが、ケネ...
リー・ハーヴェイ・オズワルドは、たしかにあやしい男ではあるが、ケネディ大統領暗殺の単独犯ではない。それにパレード中にライフルで射撃して正確に大統領に命中させる腕もない。
では、誰が、ケネディを殺したか。
真犯人は誰か。
そこまでは、映画では描かれていない。オズワルドがはめられていった経緯を描き出そうとしている。真犯人の代わりにある男を裁判に引きずり出す。
オズワルドが、元海兵隊員で、除隊してロシアへ行ったのは本当らしい。しかし事件当時24歳の若さだ。妻子もおり、狙撃犯になることはないだろう。このあたりはNHKのドキュメンタリー番組でもやっていた。
まだアメリカは、事件の全容を解明できていない。
映画については、いくつか演出もあるようである。
オールタイムベスト5には入る名画
オールタイムベスト5くらいには入れたい。
JFK殺害を告発したジム・ギャリソン検事の著作を基に、オリバー・ストーンが魂を込めて撮った超力作。
JFK暗殺事件を軸に、東西冷戦、キューバ危機、ベトナム戦争、マフィア、軍産複合体の暗躍と、複雑な背後関係を鮮やかな編集で描きつつ、社会正義への挑戦をこんなにも熱量たっぷりに観せられる、映画の力って本当に素晴らしい!!と思わずにはいられない。
磨き込まれた脚本に、名優揃いのキャスティング、ジョン・ウィリアムズの麗しい音楽。3時間20分はあっという間に過ぎてしまう。終盤のケビンコスナーの演説は、誰の心にもある正義への願いを突かれる、映画史に残る名場面だろう。
本作はオズワルド単独犯行説を真っ向から否定する立場に立ち、少々強調し過ぎた部分もあるように思えるが、単独犯行説を否定する数々の疑惑と政府機関、軍部の影を突きつけられると、「世界を支配しているのはこういう奴らか」、「絶対に追求されない本物の悪とはこういうものか」と、恐怖と怒りと絶望が入り混じった感情が沸き立ち、オリバー・ストーンの思う壺である。
ハリウッドの良心
いやはやオリバー・ストーン監督は凄い映画を撮ったものだ、法的にはジム・ギャリソン検事の訴えは否定されたが関係者がことごとく不審死を遂げているのでは致し方ないだろう。真実は政府資料開示の時を待つしかないのだろうが、所詮分かることは意図的な証拠隠滅、捏造が行われていたかどうかということ位で真犯人が書かれているわけではないのだから期待は薄い。
政治の巨悪を暴くのはジャーナリストというのが相場だがこの事件では地方検事に委ねられており、むしろマスコミは権力に加担しているように映る。あのクロンカイトでさえこの映画を酷評したというから摩訶不思議だ。そんな風潮の中、国民に慕われたJFKの死を曖昧にできないというハリウッドの良心が創った渾身の力作だった。気が付けば3時間半もの長編だったが見入ってしまった。
長い!
ケネディ大統領、死の真相に迫る映画。
不謹慎ながら、2時間サスペンスのように、”ある説”に導かれてカタルシスが得られるのかと思ったら…。
映画のラストは、法廷での事件真相(あくまで推論)の説明が大迫力なんだけれど…。
”裁判”は万能ではない。陪審員制度。論理的な説明が何よりも優先されるわけではない。陪審員の信条・心情に左右されてしまう。
そして、”真相”としては納得しても、それが被告がやったことがと言われると、映画の中で提示される事実だけでも、”推定”無罪・有罪?判断ができない。
自分が、この裁判の陪審員だったらと思ってみると、難しい。今の裁判のように、争点を整理して!って言いたくなる。
そんな論理の展開だけでなく、
日本とUSAの制度の違いも???
検事だけれど”選挙で選ばれた”?etc。
USAでは当たり前のことだから説明なく進むが、解説書を片手に鑑賞する必要があるところがある。
しかも長い!
というか、私が期待した謎解きの結論のようなものは、映画の中盤で明かされてしまう。
それから、映画はどう続くのか?
捜査への妨害。
関係者の死。
仲間割れ。
そして法廷場面。
映画としては見せ場なのだが、
各役者は良い演技を見せてくれるのだが、
近年の他の映画に比べると、もたつく。もったいない。
それでも、
『ダンスウィズウルブズ』以降、USAの良心と呼ばれたコスナー氏が、良心を体現する。スーツの着こなし・眼鏡が最高に格好良く、立ち歩く姿を見るだけでもうっとりする。
オールドマン氏は、繊細なキレている人物を静かに表現して、後の『レオン』を彷彿とさせる。
サザーランド氏、ベーコン氏も印象深い。
ジョーンズ氏は、演出があえてそうだったのか、悪人にも善人にも見えない微妙さが凄い。
他にも、ギャリンソン氏の配下の面々も、良い芝居をしてくれるし、仲間の女性が現れると、皆で立って迎えるとか、当時の知的階級の作法も見て取れて面白い。
そして、長さを感じさせる点では映画としてどうかとも思うが、
実際のフィルムを挿入して”真相”に迫っていく手法は見事。
監督賞(ゴールデングローブ)・編集賞と撮影賞(アカデミー)もかくや。
しかし、実話を基にした『バリーシール』という映画もあり、
この映画での”真相”もありえると思ってしまう。
となると、USAって単に軍事産業に群がる人々で動かされているし、
どこかに敵を作っていないと成り立たないのかなあなんて思ってしまう。
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