新・猿の惑星のレビュー・感想・評価
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0036 ジーラとコーネリアスは円盤も作れるんや!
1971年公開
カネないけどええもん作れと倒産寸前のFOXに
無茶振りされたザナックジュニア。オトンは既に追放済み。
そや!ロケだけですむ現代にタイムスリップしたら
安上がりや。 当初は安易な企画だったが
しかしそのおかげでミッシングリンク的に過去と未来が
繋がった。物語もサスペンスフル。
ボクシングを見て「人間は野蛮だ」とのたまう
コーネリアスが面白い。
70点
初テレビ鑑賞 1975年3月31日『月曜ロードショー』
前作の唖然としたラストから、そう来たかという展開、正にこの後、現在まで続く“猿の惑星”の原点とも言える秀作
前作「続・猿の惑星」が自分にとってはブッ飛びの珍作だったので、逆に面白くなって、どこまでブッちぎって行くのか見届けようと思ったのと、前作のラストからどうやって次作に繋げるのか気になって観ましたが、これは面白い展開
本作はブッ飛び要素はなく、前作からとても上手く繋いだなあと納得のストーリー展開
でも、これを肯定すると“卵が先か、鶏が先か”のタイムパラドックスに陥りますが、面白いからOK
衝撃のオープニング、そして悲壮感と画面がブラックアウトした後の不気味な“ママ・・・ママ・・・”の声で終わっていく、これまた衝撃的で悲しいエンディング
これから起こる顛末を知っているが故に何とも言えない後味の悪さが切なくなります
猿が人間よりも下等だとの人間の傲りや人間と同等に考え喋るジーラとコーネリアスに脅威を感じ、彼らを監禁し不当に扱い、しまいには彼らと生まれた赤ん坊まで殺す人間の醜さよ
現代でもやっていることは変わってないなと思うし、本当にこういう流れで将来人類は自滅するのかもな、と思えてしまいます
と、この先から2024年の現代まで脈々と作り続けられる人気シリーズを決定付けた秀作だと思います
ゴリラの着ぐるみとトレイをひっくり返され死ぬ男は頂けない
2回目の鑑賞
71年の作品
猿の惑星シリーズ3作品目
監督は『オーメン2 ダミアン』のドン・テイラー
脚本は『007 ゴールドフィンガー』『じゃじゃ馬ならし(1966)』『続猿の惑星』『猿の惑星 征服』『オリエント急行殺人事件(1974)』のポール・デーン
ジーラ&コーネリアス夫妻とその他1名がコバルト爆弾による地球最後の日に脱出しようと宇宙船に乗り込んだが衝撃で2000年前の過去の地球にタイムスリップする話
その他1名は学者で隣の檻にいたゴリラに首を絞められ殺されてしまう
ジーラは我慢できずしゃべってしまい人間社会はびっくり仰天
コーネリアスも妻の許しがあればしゃべります
今回は過去作2本に比べジーラ演じるキム・ハンターの表情の演技力が最高
とてもキュートだ
ただ単にチンパンジーの覆面を被っているわけでなく特殊メイクだからこそできる芸当
共産主義者のレッテルを貼られしばらく干されていたことを考慮すると彼女はもっと高く評価されていい
その反面で他1名の学者を殺害したゴリラが明らかに偽物で間違いなく安っぽい着ぐるみなのがとても残念
いくら70年代とはいえ天下のハリウッドだ
当時若かった自分はそれが許すことができず途中で観るのをやめてしまい地元のレンタルビデオ屋に返した
はじめは猿たちに歓迎ムードでほのぼのとしたものだが大統領に近い一部の者は快く思っていなかった
気に食わないから殺してしまえ
典型的なアメリカ人だ
ジーラはコーネリアスの子を孕っていた
給餌係があんな死に方をしたがあの程度のことで死ぬわけないだろ
なかなかジーラが見つからずイライラしてる男の発言で思い出した
そういえば僕が子供のころ世界では人口抑制が盛んに叫ばれていた
中国は一人っ子政策だったしインドは2人までが推奨された
今では逆に少子化が問題になっている
その通り願いが叶ったら今度は焦り出す
馬鹿だけならともかくインテリも
愚かな生き物だよ人間は
ラストが悲劇的でなければコメディーとして楽しめた
下に見ていた者が知恵をつけたら自分たちは支配されるかもしれないという不安
タリバン政権が女子に教育を受けさせないのもそれが理由かもしれない
AIに人間は仕事を奪われるという不安もそう
人間とは愚かなことだ
音楽が最高でも・・・
最後が容易に気づけるw
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