「異文化コミュニケーション」サブウェイ・パニック kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
異文化コミュニケーション
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折しも鉄道公安局警部補ガーバー(マッソー)は東京からきた地下鉄会社の役員たちを案内中。英語と日本語の異文化コミュニケーションで軽いギャグをかますが通じてないような、のほほんとした雰囲気と、緊迫した地下鉄の様子が交互に描かれている。先にリメイク版を映画館で観たため上手く批評できない。
犯人はそれぞれ、リーダー格のブルー(ショウ)、よくくしゃみをする元運転士のグリーン(バルサム)、マフィアをくびになった短気な男グレイ、そしてブラウン。みな口髭を生やし、帽子をかぶった老紳士といった雰囲気で、逃亡の際に素顔を見せるわけだが、みごとな変装。途中まではブルーしかわからなかったぞ。
1時間という短い期限での現金受け渡しもちょっとしたスリル。輸送中のパトカーが横転した時にはドキリとする。そして成功した直後、18人を乗せた1両の地下鉄は運転士なしで暴走するのだ。
乗客の中に私服警官が偶然一人乗っていたことが重要かと思ってたけど、彼が活躍するのは100万ドル受け渡し後の少しだけ。それでも一人を撃ち殺したからお手柄なのか。仲間割れでグレイが死に、首謀者のブルーは線路で感電自殺。これがちょっと心理描写の物足りなさを感じるが、他はかなり満足。最後は残った一人グリーン。鉄道を解雇になった運転士を一人ひとりチェックしていき、ガーバーの訪問を受けるが、くしゃみひとつでバレてしまう。最後のガーバーの顔が何とも言えない渋さ!
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