「彼女の信仰に触れることができる傑作」裁かるゝジャンヌ ROU郎さんの映画レビュー(感想・評価)
彼女の信仰に触れることができる傑作
本作の特徴は強烈な「クローズアップ」でしょう。
キャストに見応えがあるのはもちろん、緊張感や緊迫感、表情の裏にある内面がひしひしと伝わります。
心身ともに疲弊した彼女に審問官たちは情け容赦なく質問してくる。
このやりとりから、ジャンヌの価値観や彼女の悲痛な思いに触れることができる。
スクリーンに写る表情は今も鮮明に覚えている。
他の者に真似できない、ドライヤー監督にしか作れない、唯一無二の世界。それを観ることができ感無量です。
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