サタデー・ナイト・フィーバーのレビュー・感想・評価
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見所はひとつ、ジョン・トラボルタの華麗なるディスコダンス
この映画の魅力は偏に主人公トニーを演じた新人ジョン・トラボルタのダンスにある。カラフルな光線を浴びてディスコの舞台を華麗に踊りまくるトラボルタを観ていて飽きることはない。しかし物語は単純そのもの、優勝賞金500ドルを掛けた競技会で圧巻の踊りを披露するダンスシーンがクライマックスの青春サクセスストーリー。そこまでに至る紆余曲折が弱く、主人公の良い子振る作為が見え透いてしまう。人物の掘り下げが弱い。このトニーに関わる人物として、踊りのパートナーのステファニーと、聖職から挫折した実兄のフランクが居る。これはトニーの性格を引き立てる意味で上手く行っている。ただ、ブルックリン生まれの仲間たちの青春群像の表現には無理があると思った。それは、土曜のダンスの為だけに働くトニーの生活との対比で、彼らの無軌道振りが社会背景を伴って定義付けられていないため、ドラマに衝撃を与える一人の自殺が効果なく終わっているから。これはそのまま、主人公トニーの大人になる成長過程に繋がるから作劇の問題として大きいのだ。
結果的にドラマとしての完成度は低いが、現代の若者の姿を端的にカッコ良く描いたところは好感もてるし、映画のヒットに対して何も批判めいたことは言う必要はないと思った。
1978年 8月26日 郡山スカラ座
人生で一度だけ新宿のディスコで踊ったことがある。卒業祝賀パーティーのノリで行ったのだが、誘われて私が踊り始めると、ひとりの東京出身の淑やかな女性が、信じられないと驚かれたのを今でも鮮明に記憶している。確かにダンスをするようなセンスは持ち合わせていない男だ。それを痛いほど実感したのが、翌朝布団から起き上がることが出来なかった時。ダンスは素晴らしい肉体表現のスポーツであり芸術と、身をもって納得した。
ロッキーのポスターが貼ってあった
2021年7月25日
映画 #サタデー・ナイト・フィーバー (1977年米)鑑賞
この映画がヒットしたことでフィーバーという言葉が日本でも普及し、パチンコの大当たりももフィーバーすると言ってた
この映画により、ディスコが普及し、#ビージーズ がひっとし、ダンス映画ブームのきっかけに!
フィーバー
予備校の寮にいた時に、自分の置かれた状態とは真逆の世界(ダンスフロアがね)を2番館で観た。
ネトフリに入っていたので、ダラダラと観たが、内容はまあまあだった。ダンスは意外にも社交ダンスのステップなどもあった。サウンドトラックは当時持っており、ヘビロテで聞いていた。
フィーバーフィーバー
ダンス映画なんてアホくさくて、とずっと馬鹿にしてやっと観ました。トラ君どうせチャラいキャラかと思いきや、意外に純心な役で且つそれが結構嵌まっていて好感度高でした。相手役が美人じゃないし全然魅力的じゃないところも却ってリアルです。メッセージもつたわります。良い映画です。しかし、あのダンスは新宿系でダサいといってエセ六本木系の生意気なクソガキだった私らはバカにしてましたが、そこだけは確かにナウくないですね。
久しぶりにビージーズ聞いたけど、これは今でも十分イカしてます。
ディスコブームを作った映画
NYブルックリンに暮らすイタリア系移民の青年達のディスコを舞台にした青春物語。
ジョン・トラボルタの腰をひねった決めポーズの印象で毎週ディスコに繰り出してブイブイ言わせてる映画だと思っていたが(笑)、イタリア系で中絶禁止の敬虔なカトリック教徒の家庭に暮らす青年達は道徳心があり、羽目を外した後では後悔もするし家庭内やコミュニティでの立ち位置も気にかける。特に真面目な主人公は、自分よりアッパーな暮らしをするダンスパートナーと出会い、上昇志向に目覚めていくという真面目なストーリーだった。
1970年代後半から80年代にかけてのディスコシーンが垣間見えて楽しい映画。
酒とタバコと女とダンス
今も昔も若い頃に憧れるものは一緒かもしれない。ハメ外しちゃってるオレかっけぇーみたいな振り返れば小っ恥ずかしくなる行動言動は誰もが通る道だと思う。
見栄張ってカッコつけて粋がって、ふとしたことがきっかけで今までの環境から抜け出そうとする。
「生き残るには自分が正しいと思ったことをやれ」
なんて、一度は言ったり言われたりしたのではないだろうか。
普遍的なテーマの映画は普遍的な音楽と共に生き残る。
Bee Geesはもちろん、Yvonne Elliman 、Tavaresと名曲は時をこえていつまでも愛される。
70年代ディスコ
話はしょうもない。70年代の風俗を捉えた映画としては価値あり。トラボルタは主役を張る顔ではないわ、と敬遠していたがダンスフロアで踊る姿は確かにかっこ良い。当時ディスコでみんな真似たものです。サントラも豪華。個人的には飯食うときにあんなにクチャクチャ音たてる男(演出的には主人公の育ちかたが分かる大事なシーンだが)はごめん被る。
当時の時代あっての映画
公開時、生まれとらん。はじめて観た。
いま、まっこうから評価したらだめだな、これは。当時の時代あっての映画だと思う。
そのとき新しいものは古くなりやすい、としみじみ痛感させられる映画です。悪い意味ではなく。
トラボルタの演技は自然過ぎる、これ素だろう。終わり方も、なにそれ?と思うほどゆるい。言い出すと、つっこみばかりになりそうなのでやめとく。時代を映すのも映画の価値、観て良かった。
時代、踊り、音楽の 三位一体
時代、トラボルタの踊り、音楽(ビー・ジーズ)が 三位一体となって あの世界的大ヒットになった
私の同僚が、退社後 ディスコで踊っていた時代である(笑)
映画のラストにあるように 閉塞感があっても、貧しくても一歩踏み出してみれば、何かが変わりそうな 時代でもあった
(一歩、先行くダンスパートナーだって あの程度である)
見返してみると、やはりトラボルタの 滑らかな体の動きが出色(足も長い!)
あの 友人達のアホさ加減も含めて、良質の青春映画になったと思う
「フラッシュダンス」の主人公は あの滅茶苦茶ダンスで 学校に合格して ダンサーの道を歩んだが、彼の場合は 一時の栄光なのね… (あんなに 上手いのに!)
今と違ってダンスの自由度が 少ない時代ではあった
服+音楽+ダンス=若さ
ペンキ屋で働く19歳の男の子が主役。
生まれも育ちも決してよくはないけど、根は真面目でいい子なんです。
時給4ドルのペンキ屋で働きながら、土曜日の夜はダンスホールの王様になる。
ダンスへのこだわりが伝わってくるし、ダンスに没頭していれるのも若いうちだけって分かったうえで、ガラの悪い友達とつるみながら大人になっていく。その青春を、ブルックリン(子供の象徴)とマンハッタン(大人の象徴)の間の橋=ブルックリン橋に投影しながら上手く表現しているように思います。
最後のヒロインとの終わり方は、好きじゃない人もいるかな。僕はああゆう終わり方がテーマにあっていてよかったと思います。
やっぱり一番の見所はオープニングかな。
マンハッタンとブルックリン、天と地
さあみんな、土曜の夜だぜ、オシャレしてディスコで踊ろうぜ
川ひとつ隔てただけなのに、ブルックリンとマンハッタンでは天と地程違うのだということを教えてくれる映画
現在はそれ程ではないんだと思うけど、こういう時代があったのだと知れるからやっぱり映画から学ぶことは多い
最近思うのはどんなにくだらない、役に立たなそうな情報でも知っておいて損はないということ
別に役に立たなくてもいい、役にたったらラッキーくらいでいいのだ
ジョントラボルタや相手役の女優は人生を変えたくてマンハッタンを目指す、いつもどこでも若者は都会を目指す、北海道の離島の大衆居酒屋で考えたことを今再び考えている
トラボルタ ファンは見なくてはいけない
トラボルタの、かっこいいけど、なんとなく気持ち悪さのある
独特の存在感が炸裂している映画です。
有名なダンスシーンも、別にすごくうまいわけじゃないと思うのですが、
独特の存在感を発揮しています。
トラボルタの名演技といえば、
ブロークンアローのたばこを吸うシーンが好きですね。
ストーリーは良くある話だと思いますが、
70年代アメリカの貧困層にある、不安感・閉塞感に共感してしまいました。
この時代アメリカは豊かな国で、まだアメリカンドリームという言葉が
生きていた時代だと思うのですが、貧困層には、産まれた時点で
貧しい生活から逃れる機会がない。
外国の、かつ、過去の話なので客観的に観ることができますが、
今の日本(というか自分)も同じ状況にいるのかもしれません。
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