「意外と意外な作品」サタデー・ナイト・フィーバー レレレさんの映画レビュー(感想・評価)
意外と意外な作品
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フィーバーが流行語になった77年当時は未見で
その後長い間見たようで見てない作品となっていたが
ふと思い立って改めて見てみた
いろいろ意外で驚いた
てっきり歌って踊って大団円な作品と思っていたが
ダンスコンテストで優勝したものの
イタリア系忖度な苦い勝利だし
その上終盤に死人出たり
仲間と手を切ったり
家を出る決意したりで
微妙にアメリカンニューシネマっぽいし
けっこうバトルもエロもあるし
ディスコってみんなバラバラに適当に踊ってるイメージだったが
みんな揃って列作って同じ動きで
盆踊りみたいに踊ったりもするし
あとこういうメインキャラが底辺層中心の話だと
普通はみんないい人に描かれがちだけど
本作はそれぞれにクズ
主人公からして尊大ですぐキレるし
ヒロインは自慢話ばかりで
しかも微妙に虚言癖か話盛ってるっぽいし
仲間はヤることしか考えてないし
自分らイタリア系だって被差別民なのにプエルトリコ系差別して
「弱い者たちが夕暮れ、さらに弱い者を叩く」状態だし
でも個人的に一番驚いたのは
ジョン・トラボルタの顔だったりする
こんな濃い顔の人だったんだ
実は名前覚えてるだけで顔覚えてなかったんだが
もっと薄い典型的な白人をイメージしてたもので
追記
トニーが給料4ドル上がって喜んでたが
当時のレートで1000円少々
話しぶりから多分週払いのようだけど
仮に週4ドル上がったとすれば
月4000円少々
うーん微妙…
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