劇場公開日 2019年6月29日

「【”黒の女王が、緋色のシンメトリックな館で行っていた忌まわしき事”ダリオ・アルジェント監督の天才的な音響効果の使い方、芸術性の高い意匠の美しさに引き込まれる作品。】」サスペリア(1977) NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0【”黒の女王が、緋色のシンメトリックな館で行っていた忌まわしき事”ダリオ・アルジェント監督の天才的な音響効果の使い方、芸術性の高い意匠の美しさに引き込まれる作品。】

2021年3月25日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、DVD/BD

怖い

興奮

知的

ー 内容は、巷間に流布しているので、割愛ー

■久しぶりに観た感想
 ・”ゴブリン”のイタリアン・プログレッシブ・ロックをバックに、縦横無尽に流し、スタイリッシュな映像の中、繰り広げられる惨劇の数々。

 ・ニューヨークからドイツにやって来た、バレリーナ志望のスージーや、バレエ学校の美しき女性達が、次々に襲われる様を、サディスティックに描いていく。
 シンメトリックな館の中に、飛び散る鮮血。

 ・ヒロイン達を、精神的に追い込んでいく、音響、意匠、美術が素晴しい。

<ルカ・グァダニーノ監督が、2018年に発表したダコタ・ジョンソン、ティルダ・スウィントン出演の同名作品と比較するのも面白き、スタイリッシュホラーの嚆矢的作品。>

NOBU