「格闘場面だけを楽しもう」ドラゴンへの道 Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)
格闘場面だけを楽しもう
総合:60点
ストーリー: 55
キャスト: 65
演出: 65
ビジュアル: 65
音楽: 65
この時代の功夫映画といえば日本の時代劇のように単純な勧善懲悪で、それほどたいしたものではない。悪のはびこる町に助っ人として呼ばれ、そこで敵を倒し、そして去っていくというのは特に西部劇のよう。映画のところどころに滑稽な場面も挿入しつつ最後には人もたくさん死んで深刻な話になるのはちょっと支離滅裂で、いったいどんな雰囲気の映画にしたかったのだろうかと思ってしまう。
そんな物語は多分どうでもよくて、いうまでもなく見所はブルース・リーの格闘。普通にここだけ見て彼の活躍ぶりを楽しむのが無難でしょう。ちなみに日本は本作でも敵役です。
ローマが舞台ですが、美しい街並みや風景はあまり生かされていなくて、最後の格闘を除いて殆どがレストランかアパートでの撮影。わざわざローマでの話にする必要があったのかと思うほど無意味でした。
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