「【”腰馬合一。”序盤の仏蘭西のご婦人達に揶揄されるブルース・リーの姿を描いた緩い展開からの、中盤怪鳥音を発しながら物凄いスピードと切れ味でローマのギャングの手下を斃していくギャップが凄い作品。】」ドラゴンへの道 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”腰馬合一。”序盤の仏蘭西のご婦人達に揶揄されるブルース・リーの姿を描いた緩い展開からの、中盤怪鳥音を発しながら物凄いスピードと切れ味でローマのギャングの手下を斃していくギャップが凄い作品。】
■ローマが舞台。
地上げを目論むギャングに狙われ、嫌がらせを受ける親から引き継いだ中華料理店の店主チェン(ノラ・ミヤオ)。
故郷の香港から弁護士を招くが、やってきたのはタン・ロン(ブルース・リー)という矢鱈とトイレに行く冴えない青年だった。
心配になるチェンや従業員だが、彼はギャングたちをクンフーで次々となぎ倒していく。
◆感想
・ブルース・リーが、監督・製作・脚本・主演・音楽を努めた作品であるが、序盤は初監督という事も在り、突っ込み処満載である。
ー アンナに、トイレに行くかなあ・・。-
・だが、タン・ロンが店の空手を習う従業員たちに、物凄い”腰馬合一”に基づいたカンフーを見せるシーンから、皆のタン・ロンを見る眼が違って来る。勿論チェンもである。
■怒られるかもしれないが、今作の最大の見所はギャングに雇われたアメリカ人武術家コルト(チャック・ノリス)とタン・ロンとの、コロッセウムでの対決シーンである。
ブルース・リーの親友でもあったチャック・ノリスと、怪鳥音を響かせながら、物凄い速さ且つ力感溢れる技を繰り出すタン・ロンとの対決シーンは、名シーンであろう。
<前半の緩ーい展開と、中盤からのギャップが凄い作品。
ブルース・リーの、初監督・製作・脚本・主演・音楽だからね。
けれども、ギャングに雇われたアメリカ人武術家コルト(チャック・ノリス)とタン・ロンとの、コロッセウムでの対決シーンは、物凄い見応えがある作品である。
カンフー映画の逸品である事は間違いない作品である。>
コメントする