「映画史に残る作品」サイコ(1960) よしたださんの映画レビュー(感想・評価)
映画史に残る作品
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ミイラ化した母親を発見した時の恐ろしさは、予備知識のためか、あまり恐ろしくはなかった。むしろ、遺体もろともに車が沼に沈んでいくシーンが怖い。この事件の真相そのものが全て消えてしまう恐ろしさを、あのモノクロの映像がよく伝えている。
観客に恐怖を味わわせる手法は、決定的なシーンに至るまでに、十分にその予兆を感じさせること。この鉄則を全編にわたって貫いている。
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