STAR TREK ファースト・コンタクトのレビュー・感想・評価
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スタートレックシリーズの中でも
トップクラスの面白さ。
ボーグとの闘いと、地球人と異星人とのファーストコンタクトが絡み合う。
そしてカークとスポックへの出会いへと続く、正に原点になるストーリー!
宇宙を通して
宇宙をベースに科学と宗教を物語る
ジョディ・フォスター演じる主人公のお母さんはこの映画には出てこない。
出産と同時に死んだという設定で既に母親を失っている。唯一の親の父親は最初は生きているがその父親を心筋梗塞というまさに神に見離されたような状態で失う。
博士として働きついに宇宙人と交信し接触(コンタクト)をとるチャンスを得たが苦労して掴み取った歴史的大チャンスを宗教という非科学的な理由で他の人にとられてしまう。
大好きだった両親、さらに自らの人生をも奪われたのにも関わらず、彼女は一切の不幸を一度も神様のせいにしなかった。
そんな科学頭の人間がワームホールのシーンで衝撃の一言。今まで夢みていた星という未知の世界との対面を前に、「神様」と呟くのだ。神様とは喜びの象徴なのかもしれない。
やがて未知の世界に辿り着き貴重な体験をするが、その体験は幻覚だと言われ博士は不満を募らせるが証拠がないがゆえ科学者のプライドでそれを認めてしまう。
ラストシーンは幻覚だと思われていた体験は実体験であるとわかり映画終了。
この映画は宇宙を通して一人の科学者の人生を物語る映画だ。科学は宗教に勝てない。よって科学者も夢が叶う直前にもなると非科学を漏らすもの。
と過剰に考え過ぎか、そのまま"宇宙は広く、人類が宇宙人と会話した"という話で終わらせていいのか。そこでこのテーマを考えると、「科学と宗教は両立するのか」だとキャストやスタッフは言っていることから、そこまで深く考えていいのかもしれない。
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