「10年前に観るのと今では違うかな」コルチャック先生 ちこどんさんの映画レビュー(感想・評価)
10年前に観るのと今では違うかな
コルチャック先生の事は知っていたしワイダの映画も大抵は観ていたけど、この映画は見逃していました。
子どもの頃からアンネの日記をはじめユダヤ人に対する非道な扱いや虐殺などを史実として知り『可哀想なユダヤ人、残酷なナチス』と刷り込まれてきました。
でもイスラエル建国とその後のパレスチナとの紛争、そして何より今のジェノサイドとも呼ぶべきガザの大量虐殺を目の当たりにしている今ではラストシーンで胸にこみ上げてくる思いがワイダがこの映画を作った当時と同じではあり得ません。
コルチャック先生、あなたなら食糧を求めて集まったガザの子ども達を銃撃する同胞にどんな言葉をかけるのですか?
コメントする