劇場公開日 2025年6月13日

コルチャック先生のレビュー・感想・評価

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2.0ずっと観たいと思っていた

2025年7月10日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

公開当時、話題になった記憶が残っていて、ずっと観たいと思っていた映画です。
でも、観たらあまり面白いとは思えなくて、飽きて途中で少しウトウトしてしまいました。
終わりの30分は覚醒していたけれど。

面白いと思えなかった要因の一つは、主人公のコルチャック先生の人間性が、予想通りで意外性がなかったことかな、と思いました。

史実に基づく物語なのだから、仕方がないですけれどね。

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ねこたま

4.5生き生きとした子供達の演技

2025年6月28日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

戦後80年上映企画で、偶然にも映画館で観る事が出来た、アンジェイ・ワイダ渾身の一作。驚いたのは子供達が演技をしている感じではなく生き生きとしていて、まるでノンフィクションを見てるように感じるシーンが多々あった。子供を単に子供扱いせず、自分達で考えさせ、行動に起こさせる、守りながらしっかり育てる、コルチャック先生は本当に愛情深い人だったことが力強く描かれている。正義などなくナチスドイツによる不条理なジェノサイドに真向から立ち向かい旗を掲げ堂々と子供達と行進して行く姿は人間の尊厳を守るという誇りに満ちていて、泣けてきた。
今もなお、殺戮が繰り返される現代世界が情けなく人間の愚かさが悲しくなる。
1980年代の作品だが、もっと多くの人に見てもらいたい作品。

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まっちゃまる

1.5モノクロの時代物、新たな視点に欠ける。

2025年6月27日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

単純

コルチャック先生、アウシュビッツに行く前に調べた時、伝記本を読みました。ヒューマニストとしてのコルチャック先生に焦点を当てた作品です。「関心領域」の様な不気味さはなく、ストーリー展開も直線的で、今の時代には合ってない。唯一、印象に残ったものは、この大戦が終わったらどーする?との問いに「次はドイツ人孤児の世話をするさ」と先生が答えた場面でした。人種や民族に関係なく、徹頭徹尾、身寄りのない幼い子ども達に寄り添った生涯だったんだなと思いを新たにしました。

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アツサミー

3.5タイトルなし(ネタバレ)

2025年6月21日
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鑑賞方法:映画館
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りゃんひさ

3.5当然善い作品かと思うが、118分を没入感を持って見ることができるか。

2024年10月5日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

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葵須

4.0「カティンの森」より優先させた作品!

2021年4月1日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

図書館からレンタルして、
岩波ホールでの上映以来、
約30年ぶりに鑑賞。

しかし、岩波ホールで購入していた
パンフレットに驚くべき記述があった。

“ワイダ監督は,「カティンの森」の演出を
信頼する助監督に任せて
(ワイダ監督は監修として名を連ねた),
「コルチャック先生」に全力を投じた”
とあるではないか。

「コルチャック先生」は1990年作品、
「カティンの森」は2007年の作品だ。
「カティンの森」は初上映の17年も前に
製作に着手されかかっていたのか、
しかし実行されず、その後改めて
自らの監督で世に出したことになる。
いずれにしても父親が犠牲者だった
ことから、執念の題材だったはずの
「カティンの森」を差し置いてでも
優先製作した「コルチャック先生」も
ワイダ監督にとって
重要な意味を持つ作品だったのだろう。

コルチャック先生がその道の権威であること
は幾つかの場面で顕されるが、
この作品では結構、別の面も披露される。
「世のため、人のため…は嘘です。
…自分のため…」とのラジオ放送発言や
「200人の子供がいるだけだ。誇りなどない」と
コメントしたり、短気だったり、
陰でこっそり酒を飲んでいたりする
身近な人間くさい描写も多い。
コルチャック先生は高名な方とはいえ、
ワイダ監督は、当時、犠牲になったたくさんの
“コルチャック先生的人々”がいたと
伝えたい意図があったのではないかと
勝手に想像した。

またこの映画の稀有なところは、
同じユダヤ人でも、
階層やドイツ兵への利便性の有無によって
運命が区別される現実を描いていることだ。
もっともそれも一時的な扱いで、
いずれは同じ結果だったことも示唆したが。

そして、ラストの幻想シーンには
涙を誘われるばかりであった。

専門である医師職を超えて人道活動をされた
結果、犠牲になったコルチャック先生は、
同じ医師としてアフガニスタンで灌漑事業で
復興に携わり命を落とされた中村哲さんを
想起させてくれた。

因みに、私のワイダ監督ベスト3は、
 ①カティンの森
 ②地下水道
 ③灰とダイヤモンド
です。

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