5匹の用心棒

劇場公開日:

解説

スタッフ陣はすべて新人で、脚本はアルド・フロリオ、アルフォンソ・バルカザール、ホセ・アントニオ・デ・ラ・トーマの三人が共同で執筆し、アルド・フロリオが監督したイタリア製西部劇。撮影はビクター・モンリール、音楽はフランコ・サリーナが担当した。出演は「西部を股にかける女」のガイ・マディソン、マヌエル・マルティン、ジョヴァンニ・チアンフリグリア、ヴィダル・モリーナ、ワシリー・カラメシニス、モニカ・ランドールほか。

1966年製作/イタリア
原題または英題:Five Giants from Texas
配給:東和
劇場公開日:1967年8月5日

ストーリー

アメリカ国境に近いメキシコの寒村は、暴力をほしいままにしているゴンザレス三兄弟に支配されていた。そこへ住みつき、三兄弟の従妹にあたる美しいロザリア(M・ランダル)と結婚したアメリカ人がいたが、三兄弟のために殺されてしまった。ロザリアは兄弟たちにはずかしめられ、一人息子は奪われた。それから三年たった。テキサス州のある町の酒場で働くロザリアは、たまたまこの町へ集まってきた五人の男たちに事情を語り、ゴンザレス兄弟への復讐を頼んだ。彼らは快くひき受けてくれた。ジョン(G・マディスン)、ラモン(M・マルティン)、ヘズス(G・チアンフリリア)、アラン(V・モリーナ)、ダン(V・カラメシニス)の五人の用心棒は村に向けて出発した。一方、これを知ったゴンザレス兄弟は、殺し屋のマタンザに多額の金を払って、彼らの処分を頼みこんだ。ロザリアたち一行は、大勢の手下を従えたマタンザの前に、別行動をとっていたヘズスを除いて全員、生けどりにされてしまった。そして強烈な太陽の照りつける渓谷の地面にしばりつけられ、日射病によるなぶり殺しにあう破目になった。だがヘズスが見張り番を倒して彼らの危機を救った。村の中央の大通りが決戦の場だった。三対三の対決はジョンらの勝利に終ったが、倒されたのはゴンザレス三兄弟ではなく替玉だった。突如四方八方から拳銃が火を吹き、激しい射ちあいが展開された。最後に残ったのはゴンザレス三兄弟だけとなった。ウィンチェスター銃に身をかためた三兄弟がジョンとアランに迫って来た。だが、敏しょうに動いたジョンとアランはゴンザレス三兄弟を問題としなかった。こうしてロザリアは、たくましい五人の用心棒の力を借りて、夫のかたきをとり、一人息子を三年ぶりで、かたく抱きしめるのだった。

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