ゴッドファーザーPARTIIのレビュー・感想・評価
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名作の第二弾
途切れ途切れながらようやく全部観られた。
良くも悪くも、男社会そのもの。
ビトー亡き後のマイケルの現在と、幼くして裸一貫になった父ビトーの過去を、行き来するような構成。
登場人物の名前に混乱しながらも、そうだ、映画は一度で理解しなくていいんだ、と感じる。繰り返し見たくなる、それは前作に続いて同じ。何度も観ることでセリフの意味ももっと理解できるんだろうな。
あぁ、プロの仕事はすごい。場面も演者も音楽も、観るものを引き込む力が強い。
先にレビューを見てしまったのもあるけど、ロバート・デ・ニーロはほんとにビトーの声にそっくり。ストイックな役作りをする人と言えば、真っ先に思い浮かぶ役者さんだけに、マーロン・ブランドのこともものすごく研究したのかな。
父ビトーは情の深さを感じるが、マイケルは感情を抑えた冷徹非道。マイケルの葛藤、苦悩、疑心暗鬼の様が、ポーカーフェイスなのになんとも胸が苦しい。物理的に敵を排除したところで、心の穴は埋まらないだろうに。
名レビュアーが書いていたけれど、新たに創るより、守る方がよっぽど大変だ、ということ。どの世界も二世の苦しみは重くて、周りの評価も厳しい。
この手の話になると、美味しんぼの天ぷら屋の二代目の話を思い出す。初代と同じ味じゃ認めてもらえない。付加価値をつけて、ようやく親父を超えたと言ってもらえる。客ってなんてワガママなんだろうってことにもなるけれど。
最後の兄弟がまだ生きていた頃の食事のシーンはいつ撮ったのだろう??みんなPart1の頃の若さだし、続編ありきで撮影してたんだろうか…
トムの存在が1に続いて癒しだな。ああいう二黒土星的な支えがあって、五黄や六白のドンが引き立つ。
全然関係ないけれど、字幕でみていたのに、なぜかエンドロールに声優さんの名前が。マイケル役が森川智之さん!昨夜、スラムダンクの水戸洋平の話題になったので、タイムリー。
しかも、翌日はGUCCIのCMでダイアン・キートンを見かける。タイムリー!
なんの役にも立たないけれど、エンジェルサインとかなんとかあるんかな。笑
苦悩するリーダー像
ビトーとマイケルの親子がそれぞれどうゴッドファーザーになって、どう君臨するのかの過程なんだけど、その対比はマイケルにとっては酷すぎるかなあ。
人助けから始まり自分の帝国を築いたビトーの根底は家族と信頼だったように見える。ロバート・デ・ニーロは若くてカッコいい。さすがにオスカー受賞も納得。
一方、マイケルは定められた家庭の息子として、結果的に親の意図で跡継ぎになる。彼は近代的な組織ビジネスにしたかった。そこは、ファミリーよりカンパニーで信頼より能力。リーダーとして彼は、支配し君臨するスタイルをとった。結果として、ファミリーと疎遠になり、身内も妻さえも離れていく。そして裏切りは兄弟でも許せずラストにつながる。家族も仕事上の組織、2つのファミリーとも信頼できないマイケルの姿はあまりに冷たく悲しい。
奥さんが可哀想すぎる
深い
家長の孤独~若きアルパチーノとデニーロの競演!
ファミリーを
もう目が離せません。
慕われていた男が孤独になるまで…
【家が幸せだった頃】の回想が…(TT)
序盤からの現代パートが難しい。誰と何をどう争っているのかよく分から...
ゴッドファーザーの前後
ビトーが子供のとき家族を殺され、アメリカに渡りニューヨークで顔役となるまでが半分で、ビトーはロバート・デニーロが演じている。
一方、競合するギャングのボスを皆殺しにしたマイケルは、新たなビジネスを立ち上げるためキューバに行く。
キューバ革命や議会証言などを交えながら、フレドの裏切りやケイとの別れがドラマを厚くしている。
3時間半近くの長尺ものだが飽きさせない。
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