ゴッドファーザーPARTIIのレビュー・感想・評価
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パパは天涯孤独の身からファミリーを築いていくのに対して、息子はファ...
パパは天涯孤独の身からファミリーを築いていくのに対して、息子はファミリーを守ろうとして孤独になっていく。2人の対比が見応えありました。
パチーノとデニーロの渋かっこよさを堪能しました。
家長の孤独~若きアルパチーノとデニーロの競演!
パートⅠに続いて観た。初代を築いた父の若き日々と三男が継いだ家長の日々とが織り成し、時間の軸を感じさせるいい映画。家族を守るための冷徹な決断で孤独の巣にはまり込んでいく。
父の若き日々の映像と現在の映像で少しテイストを変えていて、昔の日々はノスタルジックな色合い。パートⅠと同じく寄りと引きのカットのバランス。
冷徹さと激情を併せ持った主人公はアル・パチーノのはまり役に思えるし、若き父を演じるロバート・デ・ニーロは抑えた演技の凄み感じる。
ファミリーを
守る為の親子二代のゴッドファーザーだが、初代と二代目の生きざまが少しずつずれていく。
初代とは仲間を大切に信じ、ファミリーとして伸びていくのだが、二代目マイケルは、ファミリーを守る為のなのに、そのファミリーさえ、疑心暗鬼になっていき、孤独になっていく・・・
初代に教わった事の本の少しの解釈の違いが、二人のゴッドファーザーのレールをずらしていくのが、とても皮肉だなと思う。
もう目が離せません。
PART Ⅱを楽しむためには前作を観ておくことは必須です。
マイケルがどんどん孤独になっていき、身内や身近な仲間にまで疑心暗鬼になっていく。その物語からもう目が離せません。
登場人物がかなり多いことと、マイケルの物語とマイケルの父親の物語が交互に進行していくため、しっかりと観ていないとストーリーに置いていかれてしまうと思います。
慕われていた男が孤独になるまで…
これは観た後ため息必須だなぁー
前作がただでさえ深いのにさらに深い作品になっている。奈落に突き落とされた感じ。その奈落からはどう考えても深すぎて戻ることができない。
はぁぁぁぁぁ…
深いね〜
そんな深いなら⭐︎5にしろって?
この作品無駄に長い!
もちろんこれほど濃厚なら3時間ぐらいいくけど、無駄なシーンが多すぎる気がする。20分ぐらいはストーリーはそのままで短くできると思うのは自分だけだろうか?さすがに眠くなる。
でも多分2回目以降はそのシーンすら必要不可欠に思えるのかもしれない。
【家が幸せだった頃】の回想が…(TT)
75年アカデミー作品/監督/助男/脚色/作曲/美術賞総取り。
仕事は大成したが、家庭は崩壊した男がラスト思い出す【家が幸せだった頃】の回想が…(TT)
前作もアルパチーノ等、新人らの発掘凄いが、今作もデニーロを見出す。
題に"2"と数字を付けた最初の映画。(2020/3/24)
序盤からの現代パートが難しい。誰と何をどう争っているのかよく分から...
序盤からの現代パートが難しい。誰と何をどう争っているのかよく分からない。昔パートの話、こちらは理解がしやすい。デ・ニーロの演技、本当に前作のドンそのものです。
分からないながらも我慢して見ていると話の骨格が見えてきます。
前作のドンとの比較なんですね。世間でよく言われる「2代目はあかん」の秘密がここにあるかも。それにしてもなんとも重厚な雰囲気。これ味わうだけで価値ある作品です。長いけど(笑)
ゴッドファーザー、ビトー・コルレオーネの縄張りを継いだ三男のマイケ...
ゴッドファーザー、ビトー・コルレオーネの縄張りを継いだ三男のマイケルが次々に宿敵を倒し、ファミリーを形成していくまでの過程を、若き日のビトーの足跡を挿入しながら描く。
ゴッドファーザーの前後
ビトーが子供のとき家族を殺され、アメリカに渡りニューヨークで顔役となるまでが半分で、ビトーはロバート・デニーロが演じている。
一方、競合するギャングのボスを皆殺しにしたマイケルは、新たなビジネスを立ち上げるためキューバに行く。
キューバ革命や議会証言などを交えながら、フレドの裏切りやケイとの別れがドラマを厚くしている。
3時間半近くの長尺ものだが飽きさせない。
暗殺で尊敬を集めた父、軽蔑しかされない三男
パート2
モーグリーンを殺して、ラスベガスの利権をとり、さらにキューバへ進出した三男マイケル率いるコルレオーネ一家。
兄のフレドと、父と昔馴染みのフランクがマイケルのことをよく思っていなく、マイケルは罠にかけられる。FBIの罠なのか、ユダヤ人ギャングの罠なのか。マイケルとトムは上院委員会で告訴される。これはコルレオーネ一家の終わりの始まりなのか。
コルレオーネ一家の始まりが描かれる。シシリア島のコルレオーネ村で父と兄と母を殺された少年ビトは単身ニューヨークへ出る。言葉も分からず、頼るものもなく。
20世紀初頭のニューヨークのイタリア人ファミリーの中で頭角を現して行く。仲間を作り家族を作る。
ビトの三男マイケルは、ずっと避け続けてきた父の跡を継ぐ。ファミリーのボスであろうとする。本来は尊敬を集めなければならない存在がいまや軽蔑される存在に。そこは、兄、妹、古くからの仲間からの妬みが増幅された場所。妻からさえも裏切られる。
ハイマンロスという引退したビジネスマンと、気のいい老いぼれフランク、フレドという自分の分身にして唯一の理解者を消す。コニーというおなじ血を分けた妹、そして最愛の息子を産んだ妻にさえも辛く当たるマイケルはどんどん孤独に陥ってゆく。
映画を観る至福の時間を3時間以上も体験できる
ゴッドファーザーが1972年公開
それを観たスコセッシが翌年ミーンストリートを公開する
それを観たコッポラはその翌年本作を公開する
このこだまのような映画の呼応が凄まじい高みに本作を押し上げた
ミーンストリートで名を上げたロバート・デ・ニーロは本作で大スターの座を不動のものにした
3時間を超える超大作にも関わらず、一切ダレることはなく、私達を最後までラストシーンまで連れて行ってくれる
終盤には終わってしまうのが惜しいくらいに没入してしまうのだ
ロバート・デ・ニーロはもちろんのこと、アル・パチーノの凄まじい迫力と演技力に酔いしれる
正に映画を観る至福の時間を体験できる
素晴らしい傑作だ
それ以上付け加えようとも蛇足になる
相変わらずの傑作
父ビトーの若かりし頃と子マイケルの対比が今作を構成している。希望に満ち溢れた若かりしころのビトーと比べ、部下より孤立し、父親の築いたファミリーが変化していく感じが非常に現実的で濃厚でいい映画にできてると思った。
ロバートデニーロにしてやられた。
デニーロの演技の素晴らしさに尽きる。本当に晩年のゴッドファーザーに良く似せていた。レナードの朝や恋に落ちての印象が強かったので、全然ロバートデニーロだとは気づかなかった。貧しい移民の青年が、だんだん自信をつけ、裏の世界でのし上がっていく様子と彼の家族への思いがひしひしと伝わってくる演技だった。
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