ゴッドファーザーPARTIIのレビュー・感想・評価
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苦悩するリーダー像
ビトーとマイケルの親子がそれぞれどうゴッドファーザーになって、どう君臨するのかの過程なんだけど、その対比はマイケルにとっては酷すぎるかなあ。
人助けから始まり自分の帝国を築いたビトーの根底は家族と信頼だったように見える。ロバート・デ・ニーロは若くてカッコいい。さすがにオスカー受賞も納得。
一方、マイケルは定められた家庭の息子として、結果的に親の意図で跡継ぎになる。彼は近代的な組織ビジネスにしたかった。そこは、ファミリーよりカンパニーで信頼より能力。リーダーとして彼は、支配し君臨するスタイルをとった。結果として、ファミリーと疎遠になり、身内も妻さえも離れていく。そして裏切りは兄弟でも許せずラストにつながる。家族も仕事上の組織、2つのファミリーとも信頼できないマイケルの姿はあまりに冷たく悲しい。
奥さんが可哀想すぎる
深い
家長の孤独~若きアルパチーノとデニーロの競演!
ファミリーを
もう目が離せません。
慕われていた男が孤独になるまで…
【家が幸せだった頃】の回想が…(TT)
序盤からの現代パートが難しい。誰と何をどう争っているのかよく分から...
ゴッドファーザーの前後
ビトーが子供のとき家族を殺され、アメリカに渡りニューヨークで顔役となるまでが半分で、ビトーはロバート・デニーロが演じている。
一方、競合するギャングのボスを皆殺しにしたマイケルは、新たなビジネスを立ち上げるためキューバに行く。
キューバ革命や議会証言などを交えながら、フレドの裏切りやケイとの別れがドラマを厚くしている。
3時間半近くの長尺ものだが飽きさせない。
暗殺で尊敬を集めた父、軽蔑しかされない三男
パート2
モーグリーンを殺して、ラスベガスの利権をとり、さらにキューバへ進出した三男マイケル率いるコルレオーネ一家。
兄のフレドと、父と昔馴染みのフランクがマイケルのことをよく思っていなく、マイケルは罠にかけられる。FBIの罠なのか、ユダヤ人ギャングの罠なのか。マイケルとトムは上院委員会で告訴される。これはコルレオーネ一家の終わりの始まりなのか。
コルレオーネ一家の始まりが描かれる。シシリア島のコルレオーネ村で父と兄と母を殺された少年ビトは単身ニューヨークへ出る。言葉も分からず、頼るものもなく。
20世紀初頭のニューヨークのイタリア人ファミリーの中で頭角を現して行く。仲間を作り家族を作る。
ビトの三男マイケルは、ずっと避け続けてきた父の跡を継ぐ。ファミリーのボスであろうとする。本来は尊敬を集めなければならない存在がいまや軽蔑される存在に。そこは、兄、妹、古くからの仲間からの妬みが増幅された場所。妻からさえも裏切られる。
ハイマンロスという引退したビジネスマンと、気のいい老いぼれフランク、フレドという自分の分身にして唯一の理解者を消す。コニーというおなじ血を分けた妹、そして最愛の息子を産んだ妻にさえも辛く当たるマイケルはどんどん孤独に陥ってゆく。
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