劇場公開日 1975年4月26日

「マイケルは父には及ばなかった」ゴッドファーザーPARTII 根岸 圭一さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0マイケルは父には及ばなかった

2024年1月22日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

 今作ではマイケルのボスとしての活躍と、父ビトのファミリー創設期のエピソードが対比して描かれている。親子を対比することで、両者のボスとしてのあり方の違いを浮き彫りにするのが、コッポラ監督の意図なのかもしれない。マイケルはファミリーのために私情を排し最善と思われる行動を選択してきた結果、周りから人が離れていった。対照的に父ビトのパートでは、人が集まり組織が大きくなっていく様子が描かれていた。父ビトの方がボスとしての器量が大きく、それが両者の差になって表れているように思えた。器量の差でマイケルは父親には及ばなかったと言える。

 アル・パチーノの演技も迫力が凄まじい。彼が名優だと言われる理由が今作を観ると分かる。

根岸 圭一
活動写真愛好家さんのコメント
2024年3月7日

たくさんの共感&コメント&フォローありがとうございます😊
これから宜しくお願いします🙇‍♀️

活動写真愛好家
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