「暗殺で尊敬を集めた父、軽蔑しかされない三男」ゴッドファーザーPARTII akkie246さんの映画レビュー(感想・評価)
暗殺で尊敬を集めた父、軽蔑しかされない三男
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パート2
モーグリーンを殺して、ラスベガスの利権をとり、さらにキューバへ進出した三男マイケル率いるコルレオーネ一家。
兄のフレドと、父と昔馴染みのフランクがマイケルのことをよく思っていなく、マイケルは罠にかけられる。FBIの罠なのか、ユダヤ人ギャングの罠なのか。マイケルとトムは上院委員会で告訴される。これはコルレオーネ一家の終わりの始まりなのか。
コルレオーネ一家の始まりが描かれる。シシリア島のコルレオーネ村で父と兄と母を殺された少年ビトは単身ニューヨークへ出る。言葉も分からず、頼るものもなく。
20世紀初頭のニューヨークのイタリア人ファミリーの中で頭角を現して行く。仲間を作り家族を作る。
ビトの三男マイケルは、ずっと避け続けてきた父の跡を継ぐ。ファミリーのボスであろうとする。本来は尊敬を集めなければならない存在がいまや軽蔑される存在に。そこは、兄、妹、古くからの仲間からの妬みが増幅された場所。妻からさえも裏切られる。
ハイマンロスという引退したビジネスマンと、気のいい老いぼれフランク、フレドという自分の分身にして唯一の理解者を消す。コニーというおなじ血を分けた妹、そして最愛の息子を産んだ妻にさえも辛く当たるマイケルはどんどん孤独に陥ってゆく。
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