ゴッドファーザーのレビュー・感想・評価
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愛情あふれるゴッドファーザーの生き様
かなり前に見たことがあるはずなのに、ほとんどのシーンの記憶が無かった。アルパチーノは、ジャスティスを最近見たからか、真逆の役をやっているな、という印象。この独特の雰囲気、緊張感がたまらない。間違いなく名作である。
悪魔の息子
家族愛
若者が使う、仲間・絆という言葉が安っぽくて大嫌いだ。
絆と言うのはこの映画のドン・コルレオーネを中心とした関係性だと思う。
その関係性に脅しや畏怖が入り込もうと家族のためなら手段を選ばない。
その強固さこそが傷なんじゃないかと思った。
マフィア抗争の派手さではなく、一族の結束の強さを描く事で映画の美しさが増し、マーロンブランドの存在感が際立ち、マフィアのエグさが強調されて名作になったのではないかな?と個人的には思う。
馬のシーンはそれまでの平和から一転して衝撃が走る。
マイケルの成長物語でもあるのだけど、成長=破滅への道を辿る事に、男として格好良さを感じつつ、この道しかなかったのか?と虚しくもなる。
マーロンブランドの最期は何度見ても最高の最期だなと思います。
高貴な映画
god father 名付け親、洗礼時にたちあったもの
名作鑑賞
アル・パチーノが若い・・
一つ一つのドラマが面白い
時代を感じた
最強のコンビ:PUZO & COPPOLA
2023年最初の映画館鑑賞はこの作品に。若い観客が多くて嬉しかった。何回見ても飽きない、発見がある、感動する。これ以上望めないほど最高のキャスティングに改めて感動しました。照明、アングル、ヘアメイク、衣装、小道具、構成、脚本と全てが素晴らしい。ドアと窓だけでなく椅子の役割も大きいと感じました。ホテルとカジノ買収のためにラスベガスに行ったマイケルがグリーンに兄のフレッドを殴ったと指摘しますが、どうして知ったのかなと思っていました。今日見て氷解!フレッドの右目周りが青黒くなってた!殴るヤツはグリーンだと断言するマイケルの観察力と情報収集能力すごーい!このようにいつものようにパチーノ凝視でしたが、今回はマーロン・ブランドにも痺れました。そしてバルジーニ含めてファミリーのトップ達の面構えのいいこと!(2023.01.02.)
マフィアとか、人が殺される映画は関心なく見ませんでした。ところが家でアマゾンプライムが設定されてから狂ったように何十回もゴッドファーザーの1&2を見ました。魅入られてしまったのです。そして今回、スクリーンで見ることができました。嬉しい、ありがとう映画館!音がとても良かった。シチリアやお庭の小鳥の囀りがすぐ近くで聞こえました。BESTIAだから?(27.03.2020)
以下は映画館だからこそよく見えた細部です:
エンツォの義理父は、立派なウェディングケーキが来るとき、確かに先頭に居た!言葉を守った(というより、必ず自分の依頼はかなうから用意していたんだろう。あんなでっかいケーキ、数日前から準備しないと無理じゃ!)。
パパ・コルレオーネのお葬式はボナセーラが担当していて、居た!
マイケルと連絡つかないケイはNYの家を訪ねる。その時の彼女のストッキングはバックシーム!
アル・パチーノ、小声で言葉数少なく眼で素晴らしい演技をする。小柄なところもいい💕
コッポラの重厚な演出
総合85点 ( ストーリー:80点|キャスト:90点|演出:90点|ビジュアル:75点|音楽:80点 )
物語も登場人物も全くちゃらさがない。映画だからといって格好つけたわざとらしい演技・演出が無い。マフィアの世界の厳格な規則に沿って彼らの社会は形作られていて、そこに生きる男たちは背広を着こなし非合法な活動を行い組織を運営していく。「ルカは海の底にいる」という暗示があり、突然の殺しが行われる。
当時まだ32歳の天才コッポラ監督のその真剣な暴力組織の重厚な描き方の質が非常に高く、それ以前の犯罪映画とは頭一つ抜けているし、現在においてもこれだけ質が高く重厚で迫力のある演出のある犯罪映画もそうそうない。
そして物語はコルレオーネ一家の活動を描く。恩には恩で、裏切りや攻撃には粛清で答えて組織を大きくしてきた。冷静に状況を分析し厳格に対処する父ヴィトーは凄い迫力であるし、長男のソニーはすぐに感情を表し、堅気だった三男マイケルは父の才覚をそのまま受け継ぐ。彼らが組織をどのように引き継ぐかという家族の話でもある。三人とも素晴らしい演技であった。
何度も観ていると、マイケルが父親によく似ていて感情を廃して出来事に対して冷酷に状況分析と判断が出来る才覚が収まるところに収まったというのが、よりすっきりと理解出来てきた。
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