ゴッドファーザーのレビュー・感想・評価
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高貴な映画
マフィアファミリーの固い絆を描いた映画だけど高貴な映画。
この作品を観て面白かったと感じた時、大人になった気がした。例えるなら初めて歌舞伎を観て気位が上がった感じに似てる。
音楽もキャスティングも良い。
現代ではこんな感じの映画は撮れない気がする。
god father 名付け親、洗礼時にたちあったもの
マフィアの裏の顔や子供や奥さんに対する愛情、兄弟、親子、ファミリーとの深い繋がりを見ることができた。
マフィアって怖くて冷酷なイメージがあるが、ところどころでみれる家族との生活や会話が普通の人の生活のようでほっこりした。
あのドンコリオーネも孫には優しいおじいちゃんで子供達にも寄り添う人間味ある人だった。
音楽もよく、心に突き刺さるようだ。
殺しをした時でもなんともいえない雰囲気がお洒落である。
前半と後半でかなり違ってくる
はじめは堅気であるマイケルがそのような世界を拒みながらも父、兄弟と接しているのだが後半になるとマイケルがクールに、そして威厳のある態度に変わっていく
名作鑑賞
ずっと気になってはいたものの、なんとなく見ずに来た作品、ここに来て鑑賞。
途中までは一つ一つのエピソードがバラバラに見えて、どう考えていいかわからない映画だったけど、史実として、ドキュメンタリー風に見ろというアドバイスをもらって見続けていたら、最後の最後にちゃんと繋がった!
マイケルがドンになる世代交代の映画だったのね。
あまり好きな雰囲気でもなかったけど、ずっと続く緊張感に飽きずに見られた。
アル・パチーノが若い・・
45年前1972年のマフィア映画の名作。舞台は1945年、車がとてもクラシック。アル・パチーノが若く、鋭い。アル演じる三男のマイケルが父の後を継いでファミリーのトップに成る。ストーリーはマイケルがボンボンから非情に振る舞うまでの過程。マフィアのトップは命がけの厳しい世界。映画の歴史を感じる!?
一つ一つのドラマが面白い
・どのシーンも映像がしっかり練られていて、古くさい部分がない
・ビトーのキャラクターが良い
・それぞれの人物が細かく描かれているので、物語の展開を知っていても、もう一度観たくなる
・音楽は最強 映画史に残る良さ
時代を感じた
1972年か、、平成生まれの私には男尊女卑な発言が多くて格好良さがわからなかった
あと登場人物多くて関係性がよくわからなかった
ただあんなに登場人物多いのに全員のキャラクターが立ってて演出がすごいなと思った
裏社会の人間とは結婚したくないな
最強のコンビ:PUZO & COPPOLA
2023年最初の映画館鑑賞はこの作品に。若い観客が多くて嬉しかった。何回見ても飽きない、発見がある、感動する。これ以上望めないほど最高のキャスティングに改めて感動しました。照明、アングル、ヘアメイク、衣装、小道具、構成、脚本と全てが素晴らしい。ドアと窓だけでなく椅子の役割も大きいと感じました。ホテルとカジノ買収のためにラスベガスに行ったマイケルがグリーンに兄のフレッドを殴ったと指摘しますが、どうして知ったのかなと思っていました。今日見て氷解!フレッドの右目周りが青黒くなってた!殴るヤツはグリーンだと断言するマイケルの観察力と情報収集能力すごーい!このようにいつものようにパチーノ凝視でしたが、今回はマーロン・ブランドにも痺れました。そしてバルジーニ含めてファミリーのトップ達の面構えのいいこと!(2023.01.02.)
マフィアとか、人が殺される映画は関心なく見ませんでした。ところが家でアマゾンプライムが設定されてから狂ったように何十回もゴッドファーザーの1&2を見ました。魅入られてしまったのです。そして今回、スクリーンで見ることができました。嬉しい、ありがとう映画館!音がとても良かった。シチリアやお庭の小鳥の囀りがすぐ近くで聞こえました。BESTIAだから?(27.03.2020)
以下は映画館だからこそよく見えた細部です:
エンツォの義理父は、立派なウェディングケーキが来るとき、確かに先頭に居た!言葉を守った(というより、必ず自分の依頼はかなうから用意していたんだろう。あんなでっかいケーキ、数日前から準備しないと無理じゃ!)。
パパ・コルレオーネのお葬式はボナセーラが担当していて、居た!
マイケルと連絡つかないケイはNYの家を訪ねる。その時の彼女のストッキングはバックシーム!
アル・パチーノ、小声で言葉数少なく眼で素晴らしい演技をする。小柄なところもいい💕
コッポラの重厚な演出
総合85点 ( ストーリー:80点|キャスト:90点|演出:90点|ビジュアル:75点|音楽:80点 )
物語も登場人物も全くちゃらさがない。映画だからといって格好つけたわざとらしい演技・演出が無い。マフィアの世界の厳格な規則に沿って彼らの社会は形作られていて、そこに生きる男たちは背広を着こなし非合法な活動を行い組織を運営していく。「ルカは海の底にいる」という暗示があり、突然の殺しが行われる。
当時まだ32歳の天才コッポラ監督のその真剣な暴力組織の重厚な描き方の質が非常に高く、それ以前の犯罪映画とは頭一つ抜けているし、現在においてもこれだけ質が高く重厚で迫力のある演出のある犯罪映画もそうそうない。
そして物語はコルレオーネ一家の活動を描く。恩には恩で、裏切りや攻撃には粛清で答えて組織を大きくしてきた。冷静に状況を分析し厳格に対処する父ヴィトーは凄い迫力であるし、長男のソニーはすぐに感情を表し、堅気だった三男マイケルは父の才覚をそのまま受け継ぐ。彼らが組織をどのように引き継ぐかという家族の話でもある。三人とも素晴らしい演技であった。
何度も観ていると、マイケルが父親によく似ていて感情を廃して出来事に対して冷酷に状況分析と判断が出来る才覚が収まるところに収まったというのが、よりすっきりと理解出来てきた。
一回見ただけじゃ味わいきれない
マフィア映画の名作として知られるこの作品を初めて鑑賞したわけだが、配役が多く、字幕以外から感じとらなければいけないことも多くて、なかなか難解。しかしながら、解説を見た時には、なるほど!と思えるそのストーリーに感動した。キャスト全員の演技、フランシス・フォード・コッポラの演出、音楽、すべてがすばらしく、厳かで暗い雰囲気がひしひしと伝わってくる。再度鑑賞して、もう一度その素晴らしさを味わいたい。
何回でも観れる
明示せずに象徴で終わったのは映画のなせる技。
最後は勢いがあって興奮した。
最後の最後、扉を境に世界が変わって鳥肌がたった。
無駄のない質の高い映画だ。映画史に残る名作と言われるのが頷ける。
これは何回でも観れる!!
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