ゴッドファーザーのレビュー・感想・評価
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不朽の名作
子供のころに見たけど意味もわからず、中年になった今、あらためて鑑賞しました。
長尺な映画ですが、無駄なシーンが一切ない内容の詰まりまくりの映画です。海外ドラマの5シーズンくらいを一気見したくらいの重厚なストーリーでしす。
マーロン・ブランド演じるパパの圧倒的な存在感、アル・パチーノ演じるマイケルの成長とポテンシャルへの期待感。
大きな事件が動いていく中で、恐怖、愛、怒り、哀しみ等の人間の情緒を細やかに描いていて、登場人物達がそれぞれの感情で起こした行動が、それぞれの結果をまねいていく様を幾度となく見せられます。
「ああ、人間って悲しい・・・。」
時代を超えた不朽の名作です。
歴史に残る名作と言われるはずだわ
今更ながら初鑑賞。冒頭の結婚式のシーンが長いんだけど、ここがこの映画で一番印象的だった。娘の結婚式の裏で行われる密室でのドンと依頼人達とのやり取りが、庭での華やかな様子との対比で余計に重厚感と怖さが増す、という演出。本作主演のマーロン・ブランドが素晴らしい。あの声とか喋り方がずっと頭から離れない。
ファミリーを裏切った者への制裁、マフィアグループ間での闘争・駆け引き・復讐劇、コルレオーネ家の世代交代など、色んなことが進行する。各人物の相関図・ポジションをもう一度ちゃんと把握してからまた観たい。
すごい。ゴッドファーザー初心者より。
ドン・コルレオーネと呼ばれたマフィアの代替わりの話。
オープニングで、娘の復讐を依頼する男とドンの会話で、マフィアが何なのかと、その影響の大きさを観客に雰囲気で理解させる腕。こういうのを監督と脚本の「腕」って言うんだろうな。
そして、ドンと続々と訪れる客との会話は、ドンの娘の結婚式当日に、式場でもあるドンの自宅で行われている。その結婚式の豪華で煌びやかなこと。この30分間に及ぶ結婚式シーンが、全ての観客に、コルレオーネ家の栄華を、腹の底まで知らしめる。もう、のっけから、凄い映画だなあ。作品賞取ったの?うん、当たり前でしょ、って感じ。ホント、作品賞になんの不思議もない。迫力すら感じる映像と、映像で語る力。これが、映画なんだなぁと痛感した。
「写真はマイケルが来てからだ」ドンのこのひと言で、ドンから三男?のマイケルに向けた気持ちを理解する。このあたりもいかしてる。そして、カタギで暮らしているマイケルの、それらしさ。最後まで観終えた時に、「そう言えば、マイケルはカタギだったんだなあ」と思い返す際の驚きにも近い気持ち。そのくらい、演じたアルパチーノさんの演技。この映画、ドンを演じたマーロンブランドさんと二人で主演、助演の両男優賞を取っているのも当たり前に感じるが、すべての俳優にあげたいくらい。特に、マイケルの冷静さを際立たせている長男ソニーを演じたジェームズカーンさんをはじめとして、みんなすごい。そのくらい隙のない作り。
なんだ、オープニングしかレビューしてないじゃないか、と言われそうだが、まあホントそれで十分な気がする。あとは、映画を堪能してください。俺も175分間、堪能してました!
既に観た人がほとんどだとは思うけれど、ゴッドファーザー初心者の自分のレビューを読んで、観に行く気になる人が一人でもいたら、嬉しいな。こんな、安心して勧められる映画、滅多にないでしょ!
おまけ
音楽「ゴッドファーザー愛のテーマ」は、え、ゴッドファーザーなのに愛の歌なの?と中学生の頃から不思議に感じていたが、今回映画観て「ホントだ。愛の歌なんだ」と腑に落ちることができました。小さな幸せ。
(しかし、イタリア系はやはり女性が好きなんだなぁ…)
恐い・・・
午前10時の映画祭にて鑑賞。
観たのは3回目くらいだと思うが、劇場で改めてじっくり観ると、こんなにも恐い映画だったかなぁ・・と。一番前の席で見たせいもあり?
いろんな人が殺されていく場面もさることながら、実は一番恐かったのは、ラストシーンの妻から目線のマイケル。ゾクゾクっとした、凄いラスト。
最高の映画
午前10時の映画祭で鑑賞しました。映像の鮮明さや音響の素晴らしさもあり、初めて見るくらいの感動がありました。特にに音響面での違いは映画館ならではでした。ヴィトーが亡くなる際のシーンで際立っていました。庭で孫の遊び相手をしている時に心臓発作でなくなるのですが、鳥のさえずりなどが自然な感じで聞こえてくるのです。DVD鑑賞でも自宅の視聴環境によっては再現できるのかもしれませんが、私の自宅の視聴設備では難しいので、映画館で鑑賞できたことは非常に有意義でした。
この映画は一代で勢力を築いたヴィトー・コルレオーネが亡くなり、孫のマイケル・コルレオーネがその役目を引き継いでいくところまでが描かれています。マフィアの世界に生まれながらも堅気の世界で生きていく予定だったマイケルが、父への襲撃や兄の死をきっかけにマフィアの世界で生きていく事を決意して、非常な決断も下すようになっていく。そんなマイケルの成長ストーリーとも言えます。全体を通して暗いムードで進んでいきますが、結婚式のパーティーなどの陽気なシーンもあるため、見ていて疲れません。何人もの人が殺されますし、その殺し方も創意工夫(?)があり、ドキドキします。観終わって映画館を出る時には、思わずキョロキョロして自分が狙われてないかを確認するのはお約束ですね。哀愁を誘う音楽も作品にフィットしていて最高でした。
ちなみにマーロン・ブランドの
”I'm gonna make him an offer he can't refuse.”
は2005年に行われた『アメリカ映画の名セリフベスト100』で第2位だそうです。公開当時はみんな真似したんでしょうね。
移民の団結
午前十時の映画祭12にて。
イタリア・シシリー島からアメリカに移住し、裏社会で富を築いたビトー・コルレオーネ一家の世代交代と、麻薬を扱うかどうかなどの問題で周囲のマフィアとの間に起こる抗争の話。
何度か観てるとは思うが、劇場の大画面で観るのはおそらく初めてだった。午前十時の映画祭に感謝です。
マフィアの抗争を扱ってるので、射殺シーンが多いが、どれも必要な感じで面白かった。
ソニーが殺されるシーンは1番壮絶だったと思う。
一家の団結力が素晴らしかった。
マーロン・ブランドが貫禄あり、アル・パチーノは背は低いがイケメンだった。
ケイ役のダイアン・キートンが可愛かった。
シシリー島でマイケルが最初に結婚したアポロニア役のシモネッタ・ステファネッリも可愛かった。
来週のパート2も楽しみ。
「相関図をみよう」
午前十時の映画祭で鑑賞。 どこまで連続記録いけるかな?
自分の理解力がないのか? 全然わけわかんなかった
と思ったが 多分1回目じゃわからないってどこの解説サイトにも書いてあったのでおけ。笑
2 3もありますのでとりあえず 評価は3に。
見所は
アルパチーノ 若い
最初の結婚式のシーンにすべてが?
あの音楽。
最高傑作
午前十時の映画祭にて、久し振りに鑑賞しました。
やはり劇場で観るのは良いですね。
この作品は30回は観ていると思います。VHS.LD,DVD,BDと全て買い、劇場で再映される度、足を運んでます。
今回は4k上映ということで画質もかなり向上しているのではと、期待したのですが、???あれ?自宅で観る映像と変わらないような……。
それはそれで良いかと。この作品をより楽しみたい方は、原作を読むことをお薦めします。序盤のパーティーシーンのソニーと奥さん、愛人の関係が良く理解できます。また、マイケルの右腕のアル・ネリが何故、警察官になりすましているのか、そして最後までマイケルに忠実なのかも理解できます。
余談ではありますが、原作は一度読み出すと止まりませんよ。休日前に読む。それに限ります。
そして、延期になったUHDも今月には販売されます。
言い忘れましたが、何故、ドンは祝い事なのに相談を断らず、快く承諾するのか(ボナセラはちょっとケチをつけていますが)。それは風習だからです。金にもならないことを何故?ビトは、律儀な男だからです。
午前十時の映画祭12にて。 テレビでは何度も観てましたが大きなスク...
午前十時の映画祭12にて。
テレビでは何度も観てましたが大きなスクリーンだとまた感動も大きい!マーロン・ブランドの演技、表情の細かな変化もよく見れた。そして、イタリア人、イタリア系移民の文化、風習、暮らし、改めて興味深く見入ってしまいました。キャスティングもいいですね。若き日のダイアン・キートン、タリア・シャイア、ロバート・デュバル...。アル・パチーノが徐々にファミリービジネスに染っていく過程、その表情や仕草の変化。そしてニーノ・ロータの音楽。最高です。
不朽の名作はいつ観ても重厚感
お恥ずかしながらなんだかんだ初めてしっかり観た気がするが納得の名作。配信でも価値は衰えない。3時間でも間延びせず見応えあり。
マーロン・ブランドは渋くてイケダンすぎる。
これから成長していくアル・パチーノも楽しみで続編も気になる。
いつの時代も家族の絆は普遍。血の繋がり関係なく心で結びつく男の愛情はかっこいい。
死ぬまでにみたい映画の一つ
有名すぎる作品をまだまだ観ていない。
ゴッドファーザーもその一つ。
ピース又吉も、YouTubeの渦で、なるべく早く観た方がいいと言っていた。本人も「どうせ映画好きにしかわからないこだわり映画の類だろう」と敬遠していたけど、みたらめっちゃおもろいやん、なんでもっとみんな早くみた方がええでって言ってくれなかったんやろ、と話していた。
お気に入りに入れっぱなしで、ようやく見られた。
映像がすごい。その時代の雰囲気、街並み、そうとう作り込まれているはず。印象的なシーンがたくさんあった。
華やかなパーティーのシーンと裏の世界とのギャップもいい。裏とはいえ、何か暗さを感じさせない。
マーロン・ブランドの貫禄がすごい。
男が惚れる男の雰囲気。
名付けられた子供たちが慕うのがわかる。
瀕死からの生還ののち亡くなるのも、監督が描きたかった姿なのかな。盛者必衰。
これ、一発勝負かな…撮り直しできないよな、というシーンもあったり、映画ってすごいな、と思わせてくれる。クオリティの高い作品ってなんでできるんだろ。監督やスタッフのセンスが羨ましい限り。コッポラ監督、32歳ですか…
マイケルが一目惚れして結婚してしまうとか、しれっと元カノに戻るとか、無しだなぁというのは野暮かしら。
抗争による抗争が、この後も続いていく予感を残して終わる。追われて追って、裏切り裏切られ、現実にその渦中にいたら耐えられないな。
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