GODZILLA ゴジラ(1998)のレビュー・感想・評価
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ジャン・レノにつられて
日本の特撮のゴジラは敬遠していましたが、ジャン・レノにつられて映画館へダイブ。
ハリウッドの洗練された映像手腕により、見事怒涛の興奮のルツボへ。
あ〜!面白かった〜😆
エメリッヒ版のGODZILLAはガッズィーラという名の動物だった
ゴジラも怪獣映画も好きではないローランド・エメリッヒ監督の作品です。
レビューの低評価からは想像しにくいのですが意外にも興行収入は高く、大ヒットだったようです。
巨大化したイグアナという設定(パンフレットによる)で、スリムなデザインのゴジラが特徴的です。
怪獣ではなく、ただ必死に生きようとしているだけの動物のような描写で、ニューヨークに上陸しマンハッタンを駆け抜けます。
黒くゆったり歩くお馴染みのゴジラが好きな人にとっては、こんなのゴジラじゃない嫌だ、となるようです。
米軍の戦闘機が活躍するシーンは格好良いと思いました。
カメラワークが良く、リアリティがあり迫力は一流で、ハリウッド映画のスケールの大きさを感じます。
モンスター映画として傑作
GODZILLA/ゴジラ(1998) 評価 星3.7
ゴジラ初のハリウッド化した作品で監督はインデペンデンス・デイのローランド・エメリッヒ監督 GODZILLA(通称エメゴジ)はゴジラファンに多大なる悲観を喰らいましたが自分は大好きです
ほぼイグアナなエメゴジですが戦闘シーンさすがのハリウッドというところでしょう
是非この映画にモンスター映画としての再評価を
ゴジラ?
VHS時代にレンタルで観て以来。
普通のトカゲがフランスの核実験で放射能を浴びて怪獣化した・・・・・
まぁ、太古の恐竜の生き残りが核実験で~よりは、現実的だけどね。
しかし、何故冒頭の日本人漁師はアレを「ゴジラ」と言ったのか?あのタイプが日本に上陸している世界線なのか?でっ、あるならばアメリカにもその存在は知られているだろうに。
もう、あれだけニューヨークで暴れている姿を見られているのに、何故にジャンレノは撮影されたビデオテープを回収する?
そして、ゴジラは熱線を吹かない。なんか、火を吹いたシーンが有るけど、アレは何かが引火した様で、単に巨大化したトカゲが暴れているだけ。しかも、マンハッタン島でかくれんぼまでする。ミサイルでも倒せる。
魚雷で一度倒した筈のゴジラが何故にスタジアムから再登場ww
いやぁ・・・・ゴジラじゃ無ければ、ジュラシック・パークのパクリでそれなりに楽しめると思うんだけどね。
しかし、あの時代のアメリカで「仕事の話は部屋でしよう」って言うセクハラがまだOKだったのかぁ。まぁ、あのヒロイン?もなかなか嫌な女だったからなぁ。
NYを舞台にしたモンスターパニック
◯NYを舞台にしたモンスターパニック
ニューヨークに出現したゴジラ。
驚異的な破壊力に翻弄される人々を
描く。
◯大迫力のCG
当時の最新技術で表現されるゴジラの
大暴れは、着ぐるみ特撮とは違う
迫力がある。
◯怪獣の生態を分析
主人公であるタトプロス博士を
通してゴジラの生態に迫る。
ゴジラの習性を利用して行動の予測や
作戦の立案を行う。
◯エメゴジ
恐竜や爬虫類を思わせる
日本のゴジラと全く異なる造形。
巨体であるにも関わらず素早く、
ミサイルも避けられる。
海中での行動や穴を掘って地中を
移動するなどが可能。
無性生殖が可能で卵から孵った
ゴジラベビーが大量に登場。
ベビーの状態ですでに凶暴。
◯ジャンレノ演じるフィリップ
ゴジラを生み出してしまった
祖国フランスの償いのため、
ゴジラ討伐を目論む。
冷静な戦闘員でありながら
エルビスプレスリーを好むなど、
人間味もある魅力的なキャラ。
△GODZILLA
ゴジラを名乗っていることが
評価が割れている原因。
今回のゴジラは大きなトカゲに
近い生物であるため、ゴジラに
神性を見出しているファンには
受け入れられない。
放射熱線がオミットされていたり、
通常兵器で倒されてしまうところも
ゴジラ感がなくなっている原因。
△無能な軍とご都合主義的展開
怪獣映画にありがちな軍の作戦が
ことごとく失敗する一方、主要人物が
主人公補正で敵と戦っていく展開。
ハリウッド映画らしい娯楽に
振り切った作風だが、リアル志向の
映画ファンには合わないかも。
イグアナザウルス‼️
なぜアメリカはこの作品を「ゴジラ」として製作したのだろう⁉️「原始怪獣現わる」のリメイクとか、「ジュラシック・パーク」のティラノサウルスのスピンオフみたいな扱いだったら、ひょっとしたら良く出来てるのかもしれない‼️ある有名人の方が「ゴジラとして観なければ」と言ってらっしゃいましたが、「ゴジラ」と銘打たれている以上、これは「ゴジラ」として観なければいけないのです‼️ゴジラは魚が大好物‼️日本人が激怒すると思わなかったのか⁉️ゴジラは大量に産卵する‼️日本人がさらに激怒すると思わなかったのか⁉️ゴジラが熱線を吐かない‼️日本人がさらにさらに激怒すると思わなかったのか⁉️ゴジラはイグアナが放射能を浴びた‼️日本人がモーレツに激怒すると思わなかったのか⁉️ゴジラが猛スピードでビル間を走りまくる‼️日本人が殺意を抱くくらい激怒すると思わなかったのか⁉️ゴジラは軍隊のミサイルで倒せるくらい弱い‼️もはや日本人が怒りを通り越して呆れ果てると思わなかったのか⁉️ゴジラのエネルギーは放射能(核エネルギー)だし、ゴジラは唯一無二だし、ゴジラの熱線は最強だし、ゴジラは太古の恐竜だったし、重量感こそゴジラの魅力だし、核ミサイルですらゴジラは倒せないのです‼️日本が生み出した最強モンスターがゴジラだとすれば、アメリカが生み出した最強モンスターはキング・コング‼️「キングコング対ゴジラ」の時はちゃんとアメリカに敬意を払ったはず‼️ビジュアル的にも、ゴジラの暴れっぷりやゴジラの子供たちが人間に襲いかかるのは、まんま「ジュラシック・パーク」のティラノやラプトルだし、ゴジラの卵が並ぶのは「エイリアン」‼️要はゴジラであるなしにかかわらず、まったくオリジナリティを感じられない作品なのです‼️
これはゴジラ映画ではなく、二足歩行する巨大なイグアナ怪獣映画
公開当時に劇場で観たがあまりの酷さに愕然とした。
それ以降見てなかったがアマプラで無料視聴。
やはり酷い・・・。
結果として、国産ゴジラを待望する声が高まりミレニアムシリーズとして復活する事になったと思えば良かったのかもしれない。
思い出の作品の一つ。GODZILLA無双(前半)
また見たい。昔からビデオ録画のをたくさん見ていました。好きなシーン→親ゴジラとヘリの追いかけっこ、無意味な街の破壊、子ゴジラがことごとく武装集団ばかりを食べるところ。ゴッドジラは日本のゴジラより細くて、ゴジラというより恐竜ぽい。14.7.24
このタイトルでなければ素直に面白い
これがGODZILLAなのかどうなのか、個人的にはNO。でも、これからも様々な人に見て知ってもらう試行錯誤は必要だと思う。恐竜に寄せた見た目も無性繁殖も悪くない。ただ、このタイトルなら根幹だけはぶれないで欲しかった。
そこを抜きにすれば、なかなか楽しめた。ビル群を縫って飛ぶヘリやブルックリン橋を渡る怪獣のシーンは見応えあるし、登場人物も魅力的。欲を言えば、アメリカ軍の司令部のシーンを減らしてジャン・レノの活躍をアクション以外でも増やして欲しかった。
色々な思いもあるが、アメリカの名作『原子怪獣来たる』のリメイクとするなら、原作ともどももっと評価されたのではないかと思う。
過去の財産をどうしていくかは永遠に続く問題だろう。制作側もファンも、もっと楽しみながら意見を交わせたら良いと思う。
良く出来たパニックムービー
酷評GODZILLAの代名詞的な映画ですが、エメリッヒによる独自の解釈がなされたパニックムービーなのに、日本のゴジラに絡めるから酷評されてんの?コレ。最後までドキドキ出来る秀逸な映画なのに、評論家気取りの素人共がディスるディスる笑。個人的には、渡辺謙のゴジラよりこっちの映画の続編で作った方が良かったような気がするね。正直、登場人物のキャラが弱くその辺の不満はあるけど、当時のCG技術を駆使したトカゲのようなGODZILLAは、アメリカに衝撃を与え今尚愛されてる事は、生みの親である1日本人として嬉しいですわ
本作はゴジラ映画としては黒歴史となってしまいましたが、ゴジラ映画とさえ思わなければ、なかなか面白いじゃないか!と再評価されるべき作品と思います
1998年5月米国公開、日本公開は同年7月
ハリウッドゴジラの初代です
因みに2代目は2014年の公開になります
この初代の方がローランド・エメリッヒ監督版です
エメリッヒ監督の大ヒット作「インデペンデンス・デイ」の次の作品に当たります
「ユニバーサル・ソルジャー」、「スターゲイト」、「インデペンデンス・デイ」ときて本作です
オタク濃度が高くて中二病気味の作風の人です
ですから内容も興行も大変に期待の大きな作品でした
実際世界中でヒットしました
当時の円レートで170億円という巨額の製作費に対して500億円の興行収入を全世界で叩き出しています
日本国内でも51億円もの興行収入を挙げていて、これは昭和からミレニアムまでの全ゴジラ作品とモスラス作品の数字を上回り、殆どの作品の2倍、3倍の数字なのです
これを上回ったのは「シン・ゴジラ」の82.5 億円だけです
ガメラシリーズの一番興行収入の良かった第2作でも7億円に過ぎないのです
つまりゴジラ映画としても、怪獣映画としても、当時において史上空前の大ヒット作品であったのです
なのに、今ではどちらかというと黒歴史の作品です
糞味噌にいわれて、誰からも評価されず、触れないように扱われる作品になっています
自分も公開当時なんじやこりゃ!と憤慨したことを思い出します
だからまた観たいとも思いませんでした
ところが超ひさびさに観ると、どうでしょう!凄い面白いじゃないですか!
一体なんでこのように評価が逆転したのか自分もなぜだか良く分かりません
これはゴジラの映画だと思わなければよいのです
本作はゴジラのリメイクでも、リブートではないとと思えば良いのです
たまたまゴジラの名前を借りただけの映画だと思えばなかなかに楽しめる作品です
本作をゴジラの映画ではなくて、1953年の米国映画「原子怪獣現る」のリメイクだと思えば良いのです
その映画はオタクならご存知のとおり、最初のゴジラの元ネタになった作品です
そのように考えれば素晴らしい傑作です
物語は仏領ポリネシア
1968年6月から始まります
ここでフランスは1996年まで193回も水爆実験を繰り返してきたのです
この度重なる核実験の影響を受けてオオトカケが巨大化するという設定です
ここが本作のミソです
フランスの秘密情報部がアメリカ国内で暗躍というか、主人公に協力して大活躍するという脚本が秀逸です
怪獣がフランスの核実験によって生まれたというなら、怪獣を自ら始末してその過ちをもみ消そしてしまおうというわけです
この論理なら、アメリカの核実験で生まれたのが日本のゴジラなら、その始末に米国は責任があると考えるという論法が成り立ちます
シン・ゴジラの米軍の行動にはそのような解釈をすると理解できるものがあります
冒頭でイグアナを盛んに見せていますから、恐竜が南洋で生き残っていて、ティラノサウルスに似たゴジラザウルスが核の影響を受けて変異したという平成ゴジラの設定とは完全に別物です
大型の漁船コバヤシマルが襲われます
コバヤシマルはスター・トレックファンならニヤリとする船名ですね
狙ってつけていると思います
タンカーみたいな外見ですが船内の作業場では大量の魚が捌かれています
日本人が登場するのはこの漁船の船員だけです
あとはパナマのシーンで日本人ぽいテレビ取材陣が何人か写ったりする程度です
次のシーンは、ウクライナのチェルノブイリ
ウクライナ戦争では、ここがロシア軍に占領されて世界を震撼させたのはついこの間のことでした
1998年の当時、既にウクライナは独立国となっています
そしてプーチンはロシア連邦大統領府第一副長官に本作公開と同じ1998年5月になっています
同年8月にはロシアは財政危機でデフォルトしていました
そんな中、ロシア軍の大型ヘリがウクライナのチェルノブイリに我が物顔で着陸します
でもそのヘリから現れたのは米国国務省の人間でした
迎えに来られた若者も米国人で、後で原子力規制委員会の人間と分かります
大ミミズのシーンも実は伏線になっています
その次のシーンはタヒチ島の病院
ジャン・レノ登場です
この時は謎の人物、保険会社の人間という偽の身分です
大型漁船のただ一人の生き残りの日本人船員はゴジラとのみ話ます
この名前は日本の神話に登場する海獣の名前とされています
その次はパナマ、サンミゲル湾
パナマ運河から150キロ東南の太平洋側の湾です
超デカい足跡の見せ方が、なるほどハリウッド的です
主人公の上司になる中年女性は、もっとキレイなお姉さんにして欲しいもんだと思います
でもご安心下さい
彼女はヒロインではなく、中年の不美人なのも伏線の一つになっています
そして舞台はいよいよNY です
なぜか雨のシーンが多いです
どのシーンでもずっーーと雨が降り続けます
意図的です
演出によるものではなく単に合成のあらを目立たないようにするための工夫でしょう
合成を必要とするシーンは全て夜間、しかも雨が降って真っ暗闇にしてあります
ジャマイカでの謎の難破船
北アメリカ東海岸沖の米国漁船のエピソードが挟まってまたNYのシーンとなります
テレビ局の下っ端の女性が登場
彼女がヒロインです
これで主要人物の紹介はだいたい完了です
魚市場の桟橋でのじいさんの釣りからのゴジラ登場シーンは見事です
またマンハッタンをゴジラがのしあるくたびに人や車やフェンスが飛び上がるのはユーモラスで効果的です
この頃は誰もテロだ!と叫んで逃げ惑いません
いまから思えば幸せな時代でした
摩天楼の谷間を歩く下半身は見せますが全身は焦らしてなかなか見せません
間一髪踏まれなかったテレビカメラマンが失禁したと目の動きだけで感じさせる演技はなかなかのものでした
昔のパンナムビル、名前が変わってメットライフ生命ビルの真ん中がゴジラの身長で穴があいてその大きさを見せずに表現します
タイムズスクエアに魚の山を作っておびき出しする作戦でようやく全身を見せてくれます
一応ティラノサウルス形をしていますが、ゴジラの体型ではありません
「原子怪獣現る」のリドサウルスに近いと思います
もっとイグアナぽいイメージで勝手に記憶がすり替わってしまっていました
基本ティラノサウルスの巨大版なのですが、素早く動き回る爬虫類の特徴を強調した設定です
なので軍隊は戦車ではなく、ヘリで主に戦う事になります
素早く動きまわるのでミサイルが外れて、今はクライスラービルになっているエンパイヤステートビルに命中してしまい、最上部のタワーが崩れ落ちるシーンは気合いが入っています
しかし重々しくのしのしとゆっくり歩くゴジラのイメージとは全然違うのです
ただの巨大トカゲに過ぎません
放射能も火炎も吐きません
劇中で、ハリーウンゼンの白黒の怪獣映画がテレビで放送されているのがちらりと映ります
大ダコがサンフランシスコのゴールデンゲートブリッジに巻きつくシーンです
これは1955年の米国映画「水爆と深海の怪物」のワンシーンです
無性生殖、動物は繁殖のために遠くに旅をする、NY には巣作りにきたという設定です
セントラルパークにおびき出すというのは、平成ガメラ第1作の芝公園に落とす!を彷彿とさせます
ハドソン川河口に潜水艦が入るというのはトンデモ設定ですがまあ面白いから許せます
潜水艦アンカレジが同士討ちで沈没するものの、魚雷を1発ゴジラに命中させ仕留めます
アンカレジは架空の艦名ですね
ゴジラが長いトカゲの尻尾を揺らして泳ぐのはなんかイメージが違います
それに、たった魚雷1発でやられるゴジラなんてゴジラじゃない!
ゴジラの巣がマジソンスクエアガーデンというのも、平成ガメラ第1作の福岡ドームを彷彿とさせます
孵化した大量のゴジラの子供達はジュラシックパークのラプターみたいです
ミニラやベビーゴジラみたいに可愛くありません、凶暴です
CG のクォリティーはかなり高く、ジュラシックパークに見劣りしないものです
でもそれだからこそ、ジュラシックパークの二番煎じに感じてしまうのはつらいところ
でも迫力は凄いものがあります
続く爆発シーンはさすがエメリッヒ監督というド派手なクォリティーの高さを披露してくれます
キスシーンもあり、これで大団円かと思いきやまた一波乱があるのはハリウッドらしいところ
映画タクシーみたいな展開が笑わせます
その映画はフランスで1ヶ月前に公開したばかりですから偶然です
どの通りを通ればよいかのタクシーあるあるネタはちょっと面白いです
セントラルパーク、マジソンスクエアガーデン、卵、タクシー
なんか平成ガメラ第1作をヒントにしたプロットが多いように思えます
そしてブルックリン大橋での見せ場を作っておしまいです
最後は次作に向けての伏線も張ってあります
こんなに面白いのになぜ黒歴史なんでしょう?
なぜ憤慨してしまうのでしょうか
それはゴジラをリスペクトしてないからです
ただの巨大化したトカゲだからです
形態がそうだからでなく、存在もそうだからです
ゴジラはGodzillaと書く意味を分かっていないからです
ゴジラを愛していれば愛しているほど、思い入れが深ければ深いほど、本作のゴジラは受け入れられないのです
だから黒歴史になってしまったのです
ゴジラはトカゲが巨大化しただけの存在ではないのです
もっと人知の及ばないものなのです
脚本自体は良くできています
これを日本に舞台を移して翻案しても成立します
ビキニ環礁、大戸島、東京
CIA の暗躍、地下鉄、東京ドーム
原子規制委員会の若手学者、テレビ局の女子アナ、自衛隊、レインボーブリッジ
全部移し替え可能です
特撮も、それほど予算をかけなくても今ならそこそこのレベルでやれるでしょう
それでも結構な予算規模になりますが、作ろうと思えばやれる範囲だと思います
形態を日本のゴジラにすれば良いだけです
地下鉄に潜んだり、ビルの谷間を猛スピードで駆け抜けるなんてところはアレンジが必要です
また簡単にゴジラがやられたり、死んでしまうところは書き換えは必須ですが
ではなぜこうなってしまったのか?
エメリッヒ監督にはゴジラの思い入れが無かったからです
彼は元々本作には興味がなかったそうです
インデペンデンス・デイの次は隕石落下ものを撮りたいと準備中だったのです
断るつもりでゴジラは大トカゲにすると言ったそうです
ところが、東宝側がその意見を飲んでしまったというのです
その結果出来上がったのが本作という訳なのです
怪獣映画の文化、ゴジラへのリスペクトがない人間が撮れば、幾ら予算を掛けても、特撮が凄くとも、実績のある監督であってもその作品には、ゴジラへの愛や畏怖がないのです
私達ゴジラファンはそれが許せ無かったのです
モンスターバースのゴジラ映画と比べるとどうでしょうか?
本作の方が出来は上だと思います
確かに当時の技術力の限界で画面は暗く見づらいのですが、映画としてはずっと上だと思います
でもモンスターバースのゴジラが許せるのは、その作品にはゴジラへの理解があるからです
リスペクトと愛と畏怖
だからそれらの作品は決して良い出来ではないのに許せるのです
エメリッヒ監督は新作「ムーンフォール」が公開目前です
きっと面白い映画を観せてくれると思います
ゴジラとの出会いはお互いに不幸な結果となりました
しかし私達オタクには良質な特撮映画を提供してくれる良い監督です
本作はゴジラ映画としては黒歴史となってしまいましたが、ゴジラ映画とさえ思わなければ、なかなか面白いじゃないか!と再評価されるべき作品と思います
本作の教訓は、怪獣映画愛、特撮愛の無い人間に、ゴジラ映画を撮らせては駄目だということです
東宝は「シン・ゴジラ」の大成功でその意味をやっと学んだと思います
酷評されようと好き
初代ハリウッド版ゴジラながら、ゴジラじゃないと酷評される本作。確かにあれがゴジラかと言われると悩ましいが、登場までの煽り、NY上陸からの暴れっぷり、ビル街でのヘリとのチェイス、潜水艦からの魚雷戦、マディソンスクエアガーデンの脱出劇からのタクシー逃亡劇と手に汗握る展開。特にタクシーで口から飛び出すシーンは映画史に残る名シーンでは...と思ってます。最近のハリウッドのやたらデカくてどん臭そうなゴジラより、こっちの方がアグレッシブでスタイリッシュでかっこいいと思うけどなぁ。あとジャン・レノが文句なくかっこいい。
ハリウッド製ゴジラ
元祖ニッポン映画『ゴジラ』よりも面白い。やはりハリウッドだけあって本物志向だし『ゴジラ』みたいな子供騙しな特撮映画と違い迫力も本物。日本発の三流映画でもプロがリメイクすると一流に変身するという良い見本。日本テレビ版:地上波初放送2001年7月20日『金曜ロードショー』
エメゴジという別の生物としてみればまあ
劇場公開時鑑賞。
もともとゴジラにそこまで思い入れはなかったし、エメリッヒはわたしには必要ないので、自腹じゃ絶対観てませんが。
幼体に追っかけられるとか(別の記憶と混ざってるかも)気持ち悪いホラー仕立ては悪くない。誰が出てたか加藤雅也しか覚えてないのはなぜか。いらない記憶はさっさと忘れる便利な脳みそ。
面白いがゴジラではない
この映画、普通に映画としてはおもしろいのですが、あれをゴジラと呼ぶには無理があると思います。まず放射熱線を吐かない!車を口で爆発させている程度です。次に見た目がゴジラではない!ゴジラはもっと直立しているはずですが、このゴジラはまるでティラノサウルスです。後半なんてもうジュラシック・パークです。2014年版のハリウッドゴジラが出たことが良いフォローになったと思います。でも、これはこれで観ておくのもありかもしれません。
ゴジラではなくパニック映画として観れば面白いという意見を良く聞くけ...
ゴジラではなくパニック映画として観れば面白いという意見を良く聞くけど
ゴジラ要素置いといてもこの映画はクソだと思う
キャラクターがクソ野郎ばっかりで嫌気がさす
ツッコミ所も多い
クソみたいな脚本
インデペンデンス・デイのエメリッヒ監督にゴジラを撮らせたかったのはわかるけど彼はゴジラ好きでもないらしいし
ティムバートンとかにやらせとけばよかったんじゃね
タイトルなし
アメリカのゴジラファンにも
「#GINO (Godzilla in Name Only) 」
「あれはゴジラではない」と酷評
ゴールデンラズベリー賞最低リメイク賞
および最低助演女優賞受賞
サターン特殊効果賞受賞作😊
.
脚本を書いたディーン氏は振返り
「ゴジラの死に観客が思いを馳せることもできなかった」
「ゴジラに対して何を感じるべきなのか、ゴジラを応援するのか恐れるのか、わかっていなかった。
観客がキャラクターに何を感じるべきなのか、ということに取り組んでいなかった。登場するベビーゴジラよりも大きな間違いが作品の根っこにあったと思います」
そう語っています
【THE RIVER 取材より引用】
.
.
ゴジラじゃないので
違うモンスターものとして観ると👍️
でかいイグアナの話だと思えば腹も立たない。
①決して悪い映画ではない。ただひとつ主役のモンスターがゴジラという名前でなければ。②後半は「ジュラシック・パーク」になってしまうし。③ニューヨークに上陸する直前のシーンは素晴らしい。あとは異様に足が早いイグアナのデカイのがニューヨークを走り回るだけ。
ナニガオコッタ? これはゴジラですか?
ゴジラファンの間で長年議論されている問題。「エメゴジ(エメリッヒ・ゴジラ)は果たしてゴジラか?」。個人的な見解を述べるならこれもゴジラです。だって公式の東宝の名前が一番最初に出てくるんですから!メタい話ですが公式が認めているのなら一応ゴジラの部類に入るのではないでしょうか?まぁ、後でジラとか出してきたので承認してても納得はしてなかったのかも知れませんが。
という訳でローランド・エメリッヒ監督版「ゴジラ」です。以前ゴジラ検定の為にゴジラを全部観た時も本作は飛ばしてたんですよね。だって評判悪いですもん!ただ映画狂のマンガ「木根さんのひとりでキネマ」の第7巻でゴジラ回があったので、観てなかった事を思いだし視聴。確かに全くゴジラっぽくありませんでした。
ゴジラ要素が全然ないので、これはゴジラじゃないって言いたくなる気持ちも充分にわかります。実際観ててゴジラ観てる気がしなかったですしね。そして、そこはかとなく漂うB級感。今観るとけっこうCG粗いです。うわっ。貿易センタービルがある!9.11前か!写るんです使ってる!全体的に懐かしいですね。ローランド・エメリッヒってオタクなんだろうなぁ。恋愛の書き方が決定的に下手い!それでも市街地でのヘリとゴジラのチェイスとか、タクシーでゴジラから逃げるシーンとか、そこそこ見所はあります。
多分なんですが、本作がパニック映画としてスゴく面白ければゴジラの造形が違っても「やるな、ハリウッド」になったと思うんですよ。問題は単純にそこまで面白くなかった事かと思われます。わざわざ海外遠征までしてコレでは黒歴史扱いされるのも仕方ないなと思いました。
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