黒砲事件

劇場公開日:

解説

ひとつのスパイ容疑事件をきっかけにして明らかになった、中国社会の問題を描く、緊賢亮の原作『浪漫的黒砲』を李唯が脚色し、黄建新が監督、撮影は王新生と馮偉、音楽は朱世瑞が担当。出演は劉子楓、高明、ゲルハルト・オルチェスキーほか。

1985年製作/中国
原題または英題:黒砲事件 The Black Cannon Incident
配給:東光徳間
劇場公開日:1987年10月31日

ストーリー

大雨の夜、趙書信(劉子楓)という中年男が電報局に駆け込み、「我失黒砲301機」という電文を打つ。彼はドイツ語が堪能で数年来ドイツとの合併事業で通訳技師として、ドイツ人技師ハンス・シュミット(ゲルハルト・オルチェスキー)と動いていたが、突然はずされた。趙の打った電文が公安局に通報され、党委員会が「黒砲事件」として調査を始めたからだ。だがやがて“黒砲”とは将棋の駒であることが分かり、趙のスパイ容疑は晴れたが、事故が発生した。趙の代わりにドイツ語を訳した通訳が誤訳したのだ。何とか責任を回避しようとする工事関係者は顔色を失ったが、全てはあとのまつりだった。

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スタッフ・キャスト

監督
ホアン・チェンシン
脚本
リー・ウェイ
原作
チャン・シエンリアン
撮影
ワン・シンシェン
フェン・ウェイ
美術
劉邑川
音楽
朱世瑞
字幕
村田忠禧
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