ゴールド(1974)のレビュー・感想・評価
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ゴールド
007シリーズ中の最高傑作である「女王陛下の007」を監督したピーター・ハントが、三代目ジェームズ・ボンド役のロジャー・ムーアと組み、南アフリカの金鉱を舞台に繰り広げられる国際シンジケート絡みのアクションに、当時流行していたパニック映画の要素も盛り込んだ作品。悪役を演じるブラッドフォード・ディルマンの妻役のスザンナ・ヨークと主役のロジャー・ムーアとの不倫劇がかなりの尺数を使ってロマンチックに描かれているのだが、これに007ばりのアクションシーンと陰謀によって鉱山内で引き起こされる洪水シーンがごちゃ混ぜになっている為、今一つ纏まりや盛り上がりに欠けるが、何せ007シリーズのスタッフとして有名なシド・ケイン、ジョン・グレンに、タイトルデザインがモーリス・ビンダーということもあり、個々のシーンは悪くない。エルマー・バーンスタインのサウンドトラックが主題歌も含めてやはり良い。大ベテランのレイ・ミランドやサー・ジョン・ギールグッドが脇を固めているが、苦虫を噛み潰したようなミランドがなかなかの好演だった。
南アが舞台の炭鉱パニックスペクタクル
007組による課外活動
終盤間近地下金鉱が水没仕掛けるクライマックス、美しき獲物たち の下敷きになったんじゃないだろうか?
実際本作の編集担当は、 のちにムーア、ダルトン時代にボンドシリーズを一手に引き受けて監督したジョン・グレン。
本作の監督が初期007シリーズの編集担当でカルトな人気作 女王陛下の007 で監督デビューしたピーター・ハント。
前半から中盤までのダラダラ感が件の金鉱水没寸前以降、俄然面白さを増し、ハント特有な編集感覚も大いに活きてようやくなかなかな見物と相成ります。
いや~、付き合って来て良かった(笑)
という次第でイオン・プロ周辺人脈 による課外活動にもそれなりの需要があった、そんな時代に想いを馳せさせる本作ではあります。
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