「オリジナルがあまりにも偉大すぎた‼️」荒野の用心棒 活動写真愛好家さんの映画レビュー(感想・評価)
オリジナルがあまりにも偉大すぎた‼️
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この作品は今でこそマカロニ・ウエスタンの最初の傑作、または「夕陽のガンマン」「続・夕陽のガンマン」と続くイーストウッド扮する "名無しの男" を主人公とした「ドル箱三部作」の記念すべき第一作として名高いですが、公開当時は黒澤明監督の超傑作「用心棒」のパクリ西部劇として登場したんですよね‼️本編を観るとそのパクリ具合はあからさまで、ストーリーはもちろん、エピソードの一つ一つや、「棺桶二つ、いや多分三つだ」みたいなセリフまでパクッてる‼️棺桶は一台多いですけど‼️エンニオ・モリコーネの口笛のような音楽や、刀対拳銃を拳銃対ライフルに置き換え、ポンチョの下に鉄板を隠した防弾チョッキのアイデア、凄惨なリンチや虐殺シーンなど、娯楽映画としてヒジョーに面白いです‼️ただ不幸なことにオリジナルがあまりにも偉大すぎた‼️黒澤の演出とレオーネの演出、三船さんとイーストウッド、仲代達矢とジャン・マリア・ボロンテ、佐藤勝さんの音楽とモリコーネの音楽、すべてにおいて「用心棒」が勝ってる‼️そして映画史を考えた場合、黒澤明監督の「用心棒」をパクッた「荒野の用心棒」が大ヒットし、マカロニ・ウエスタンが映画ジャンルの一つとして確立して一時代を築き、今作よりセルジオ・レオーネ監督、クリント・イーストウッドのキャリアも始まったわけで、やはり黒澤明は世界最高の映画人ですね‼️
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