荒野の七人のレビュー・感想・評価
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セブンセブンセブーンマァグゥニィフィセェントセブゥン
時は西部劇(ワンパターン)
メキシコの片田舎の村に盗賊が襲来。
食べ物や金品はおろか、ついには村人の命までをも奪う傍若無人な振る舞いを見せる盗賊たちに怒り心頭の村人たち。
せめてものの抵抗と銃を買いに出かけた街で出会った凄腕のガンマン、クリスに救いを求め盗賊をやっつけてもらおうことに。
報酬1人たったの20ドルの戦いに集まった7人のガンマンvs馬を操り駆け回る盗賊40人超を描いた黒澤明監督「七人の侍」へのリスペクトが詰まった作品。
舞台を戦国時代から西部劇へ、武器を刀から銃へ、登場人物を侍からガンマンへとメインビジュアルを米国ならではのオリジナリティ溢れたものにしつつもオマージュをうかがわせる演出たっぷりの原作へのリスペクトも忘れていないバランスの良い印象。
冷静沈着で切れ者のハゲ、クリス。
クリスに惚れ込んだ右腕的存在、ヴィン。
薪割り子守お手の物、オライリー。
ナイフと昼寝の達人、ブリット。
お金大好き、ハリー。
誰かに似てる、リー。
そして元気一杯力一杯の若造、チコ。
のほぼ後半うろ覚えな7人が大活躍。
チコが鐘を鳴らして村人をざわつかせたり、村の娘といい感じになったりと勝四郎菊千代オマージュを披露し、オライリーは子供にやたら懐かれる笑。
西部劇の作品をそれほど観ていないため詳しくはないが王道な西部劇的作品でイメージと寸分違わないガンアクションや騎馬アクションが楽しめる。
ユルブリンナーのキリッとした佇まいやスティーブマックィーンの彫りの深い顔も古臭さを感じさせない。
ラストの感じは意外とこっちのが好きかも。エンターテイメント性は七人の侍よりこちらの方が高いかもしれない。
西部劇も今後観るジャンルに追加ですね!
正に王道。西部劇ならこれを観ろ!
自分が生まれる数年前に作成された作品って
あまり興味は無いのが普通だが、この作品は別。
若い人にはわからないかもしれないがユル・ブリンナー、
スティーブ・マックイーン、ジェームズ・コバーン、
チャールズ・ブロンソン、ロバート・ボーン等々
そうそうたる(後の)主役級が登場って贅沢過ぎる。
ある意味今で言うアベンジャーズみたいなものです。
他にもアウトサイダーって青春スター勢揃いって
作品もあったな。
まあ、前フリは、さておき、後の主役級はさすがに
一癖も二癖もある荒くれどもをきらりと光って
演じてくれています。
お気に入りはジェームズ・コバーン。
電撃フリントシリーズは、面白かったなあ。
ナイフ使いの寡黙なブリットを演じている。
マンダムでお馴染み(若い人は知らないだろうな)
チャールズ・ブロンソンの子供達とのやりとりが
ホロリとさせてくれし、ユル・ブリンナーの
キャプテン・アメリカバリのリーダーシップも
見所としてあり。
そして有名すぎるテーマ曲。
軽快なリズムに乗って七人の用心棒がやってくる。
まさしくジ・エンターテイメント。
西部劇ならこれを観ろ!
We always lose. 意外と面白かった「七人の侍」のリメイク
本家「七人の侍」がキャラクターの造形が深かったのに対して、エンターテイメントに思いっきり舵を切っているアメリカ版リメイクです。時間が短くなっている分仕方ないですが、でも、これはこれで面白かったですね。きっと作った人は本家が大好きだったのでしょう。
農民が裏切る設定はいかにもアメリカっぽくリアルでした。逆に落とし前付けに行く所はアメリカ人っぽくないかも?
当時の俳優さんは正直誰も知らないですが、その分、誰が犠牲になるか読めなくて楽しめました。半世紀前の作品でも意外と面白い一作でした。
選択と覚悟。
西部劇って面白いじゃないか!
この映画を初めて観たのは小5の時、初めての西部劇映画だった。それまでは西部劇を馬鹿にしていた俺、しかし仲間を7人集める所から徐々に面白く感じ、ジェームズコバーンのナイフシーンになると完全に、集中していた。
全員かっこいいじゃないか!
ユルブリンナー、スティーブマックイーン、ジェームズコバーン、チャールズブロンソン、ロバートボーン
村を悪人から守ろうとするなんて、かっこいいを超えている。
最後の死闘には興奮。特にブロンソンの子供をかばって死ぬシーンには感動した。
この映画は「七人の侍」のリメイクだとして有名だが、始めは無許可だったらしい。
虚しい
敵がかわいそうだった
敵の山賊みたいな連中が、主人公たちに武器を渡して解放されたせいで逆襲にあってしまって、お人よしな感じが可哀想だった。略奪などして悪い連中なのだが、そんな憎めないところもあった。
スティーブ・マックィーンかっこよかった。
豪華な俳優陣は嬉しいです
一番好きな西部劇
総合85点 ( ストーリー:85点|キャスト:80点|演出:75点|ビジュアル:70点|音楽:70点 )
今まで見た中で最も良い西部劇。『7人の侍』のことなど知らない子供のころに観たのが最初だった。
指導力を発揮し義に厚いユル・ブリナーが恰好よかったし、子供の面倒をみるブロンソンとナイフ投げのコバーンも印象に残った。最後の「アディオス」を言って別れていく場面は寂しさがありつつも一緒に戦った仲間の幸せを願う気持ちも現れていて余韻が残り、美しく締めくくってくれていた。
この結末は、村との繋がりが切れて死人を残して去っていく荒涼感が強い『7人の侍』よりも個人的には好き。最初の戦いで多数を相手にして無傷であっさりと勝ってしまうのは変だったりするが、全体としての物語の流れは気に入っている。
面白い!カッコいい!
オリジナル「七人の侍」が持つ日本らしいしっとりした空気を、メキシコの熱く乾いた世界に見事に置き換えたものだと感心します。面白い!カッコいい!
ジョン・スタージェス監督、1960年作品です。
クリス(ユル・ブリンナー)とヴィン(スティーブ・マックィーン)が出会う棺桶事件から、もうワクワクでした。カッコいい。音楽使いが素晴らしいです。
昔、何回か観たことあるんだけれど、TV用の編集版だったのかな。観た記憶の無いシーンが幾つか。
オライリー(チャールズ・ブロンソン)やリー(ロバート・ボーン)の生き様に、より深みを感じられ、面白かったです。
ガンマンだとか用心棒だとかは、どっちにつくかは彼らなりのルールや信条次第。個性的なガンマン達の中で、ナイフ使いのブリット(ジェームズ・コバーン)は独特で印象的でした。
賊の親分カルヴェラ(イーライ・ウォーラック)も、敵ながらチャーミングでした。
七人のガンマン
黒澤明の傑作「七人の侍」を西部劇としてリメイクした1960年の作品。
元々「七人の侍」自体、日本の時代劇に西部劇の面白さを取り入れた作品なので、何の違和感も無く西部劇にシフトしている。
ストーリーは分かり切っているものの、「七人の侍」より7人のアウトローとしての姿が強調され、金や名誉の為ではなく人の為に命を懸ける男たちに惚れ惚れ。
ユル・ブリンナー、スティーヴ・マックィーン、チャールズ・ブロンソン、ジェームズ・コバーン…渋く男臭い面々には鼻血が出そう(笑)
ジョン・スタージェスの演出は快調、エルマー・バーンスタインの勇ましいテーマ曲も爽快。
傑作の誉れ高いオリジナルにも引けを取らない面白さたっぷりの快作!
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