「素晴らしいリメイク作品!」荒野の七人 どすこいたろうさんの映画レビュー(感想・評価)
素晴らしいリメイク作品!
黒澤明の「七人の侍」が映画史上に残る名作であることは間違いないですが、そのリメイクとしてこれ以上ないくらい素晴らしい作品でした。
まず原作に対するリスペクトを物凄く感じました。見せ所、伝えたいメッセージ、ストーリー等はほぼほぼ七人の侍。しかし、ただの真似事ではなく、西部劇としてのオリジナリティ溢れる仕上がり。
ガンマン。それは男達の生き様であり死に様である。人間臭く、愚かで、気高く、愛がある。もうね、いちいち言動がかっこいいのよ!観ながらかっこよすぎて笑い転げてました。仲間を集めるシーンで「何人集まったんだ?」に対して指を一本立てる主人公。それに対して無言で指二本で返す…!なにこれ!カッコよすぎてびっくりしたわ!
七人の侍では侍と農民の対比が描かれていましたが、今作ではガンマンと農民の対比。農民へのリスペクトには人間愛を感じました。
七人の侍の凄さを改めて実感しつつも、荒野の七人はそれとは別の魅力で溢れていて素晴らしい作品でした。
…ちなみに、どうでもいいことだけど荒野の七人に興味を持ったのは筋肉少女帯の「坊やの七人」を聴いたからです(笑)大槻ケンヂ、ありがとう(笑)
かせさん、コメントありがとうございます!
原作との比較は楽しかったですね。このキャラはあのキャラに寄せてるのかな?とか、このシーンどっかで見たことあるwとか。
確かに侍とガンマン、似たものがあるのかもですね。ガンマンでリメイクがこんなに違和感なく、それどころか名作に仕上がってるんですから。
侍頭の志村喬にユル・ブリンナー、野生味あふれる若造の三船敏郎にスティーブ・マックイーン。
黒澤明と彼らの関係やその後に撮った映画と照らし合わせると、結構当てはまったりして楽しいです。
侍とガンマンって、現代における似たイメージなのか、相性いいんだなあって感じますね。
野球十兵衛さん、コメントありがとうございます!
オーケンのお陰でたくさんの映画、小説に出会えました。まだまだ元気でいて欲しいですね。筋肉少女帯の新譜でシャウトしまくってるのに、YouTubeチャンネルでのトークがまるでおじいちゃん…(笑)