「見どころは「ダニーが交渉や突入を看破する」シーン」交渉人 かちかち映画速報さんの映画レビュー(感想・評価)
見どころは「ダニーが交渉や突入を看破する」シーン
信じられるのは仲間より、赤の他人。
プロの交渉人が、無実を証明するために人質とって交渉される話。設定は面白かった。
見どころは、「ダニーが交渉や突入を看破する」シーン。
ダニーが警察側の作戦を看破するのが爽快だった。そりゃあダニーは元々警察側だったわけだし、通用するわけないバレバレだろう。
汗だくの交渉人に「女子高生のコスプレで叩かれたことはあるか?」の質問に、YESと言わせるシーンは笑った。緊迫した状況でもユーモアを交えて、交渉術のお勉強タイムとはさすがダニー。
デブを問い詰めた時の観察眼は勉強になった。目と体の動きでウソを見抜けるもんなんだね。心理学は興味あるから俺も極めて、上手くウソをつけるようになりたい。
ダニーは頭がいいだけでなく、意外と戦闘力あったのも驚き。強行突入には、フラッシュ爆弾みたいなの投げ込んで、銃をバンバン撃ち込む。ダニーは頭もいいし、戦闘もできる万能人間だった羨ましい。ただ撃ちまくる脳筋と違って、人質の安全を第一に考える優しい一面もあって、好感が持てた。
残念だったのは、「最後にみんなテノヒラクルーしすぎ」だったこと。
最後クリスと共謀して、黒幕をハメた後の周りの反応が怖かった。警察連中はさっきまで、ダニーを突入してぶっ殺そうとしてたのに、あっさり手のひらを返すなんて信じられん。ずっとダニーを信じてたのは奥さんくらいだよ。ダニーはもっと怒っていいと思うわ。俺だったらしばらく疑心暗鬼になって、誰とも関わりたくなくなる。
仲間だからって信用しずきるのも危険だ。ダニーとクリスくらいの、赤の他人よりちょっとだけ仲間みたいな距離感が丁度いいのかもしれない。仕事仲間でも友人でもね。