「カサブランカとクリスマスツリー」恋人たちの予感 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
カサブランカとクリスマスツリー
出会いは最悪のイメージというのがハリウッドの恋愛スタイル。時間の経過と恋愛感情が絶妙で、最初からセックスについて語るというのもアメリカ的だし、時折はさまれるビデオレター風の老夫婦オノロケ漫談も素敵。
アカデミー賞授賞式の司会がビリー・クリスタルの時は本当に笑えるのですが、もう司会者はやらないのかな。コメディアンとしての彼がそのまま映画の主人公になった感じで、下ネタも得意なメグ・ライアンとは息がぴったり。
終盤になってくると、友だちだった頃に語りつくしたことが今更何をしゃべればいいのか・・・というところも面白いけど、「本を買ったら最初に結末を読む」という変てこな性格を考えると、未来はいっぱい膨らむように思う。
『恋人までのディスタンス』シリーズなんてのも、この映画の影響を受けてると感じるし、年をとってみると、こういうラブストーリーも有りだなって思う。音楽もハリー・コニャックを中心として大人の雰囲気。そんな中でオールマン・ブラザースが異色です。
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