恋人たちの予感のレビュー・感想・評価
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何度も見ています
はじめて見たのは映画館ではなく、台風で飛行機が飛ばなくなって閉じ込められた?沖縄のリゾートホテルのロビーに設置されていた大きめのモニターだった。
その時一緒に旅行していた友達との関係がまさしくこの映画の中の登場人物たちのそれに近しかったからよく覚えている。
男女の友情の物語であり、男女の思考の違いの物語。
そして、どんな夫婦カップルにも色んな物語があるという話。
それぞれの恋を応援したり、相手に新しい恋を紹介したり、私達は恋愛関係になることはないと信じていたけれど、そんな恋なんていう薄っぺらいものにこの関係を壊されてたまるかと思うほど大切な関係だったのに、ふとした瞬間に一線を超えてしまう。
恋人たちの予感。
このタイトルにはちょっと違うかな?とも思うが、お互い全然TYPEじゃない男女の、友情から恋愛へと「そうなりたくないはずなのに」移り変わっていく数年間の物語。
忘れられない映画です。
ロマコメ映画の最高傑作
ネットニュースでメグライアンの近影を見てあまりの変貌ぶりに驚いてしまい、全盛期の映画が見たくなり数十年ぶりに視聴。
30年以上前の映画だし今更内容をどうこう言うものではないが、スタンドバイミーの監督ロブ・ライナー、本作でアカデミー脚本賞にノミネートされたノーラ・エフロン脚本、後にロマコメの女王と呼ばれるメグ・ライアン、すでに人気コメディアンで数年後アカデミー賞の司会もするほどの大物になるビリー・クリスタルの掛け合いが最高に面白い珠玉の大人のラブコメディ。
サリーがハリーとランチする当時から超有名店だったカッツデリには20年くらい前に出張でNYに行った際に聖地巡礼したほど大好きな映画。
サリーが早口で超細かい注文をしたり、ハリーの前でフェイクオーガズムをするシーンはあまりにも有名だが何度見ても笑えるし、またそれを見て「私にも同じものを頂戴」と隣のお婆さんが注文してさらに爆笑してしまう。
実際の店内にはちゃんとこの席ですよとプレートが吊してあり、当時でもまだサリーの真似をしてまあまあの大声で悶えてみせる人が結構いたとのことw。(上手だった人へは拍手喝采になるそうw)
原題のWhen Harry Met met Sall・・・通り、数年おきに偶然2人が遭い、紆余曲折しながら最後は・・・というその経過が本当に面白く、全ての要素が揃わないと成り立たないような最高のラブコメ映画だと思う。
【お互いに惹かれ会っているのに、好きと言えないメンドクサイ男女の11年間の関係性の変遷を描いた恋物語。だが、観る側に対しての焦らしシーンの数々がこの作品の真価なのである。】
ー 今作の随所で、齢を重ねた様々なご夫婦が、馴れ初めを語るシーンが挟み込まれる。素敵な構成である。-
◆感想
・サリー(メグ・ライアン)とハリー(ビリー・クリスタル)の最初の出会いから、徐々に二人が想いを募らせていく過程の描き方が面白い。
ー お互いに気が無く、NYへ仕方なく一緒に車で行った・・。-
・”友達なら良いけれど、恋人は・・”等と言いつつ二人は別の相手と付き合ったり、結婚したりするが直ぐに別れてしまう。
ー ”アー、面倒臭い人たちだなあ・・。好きって言えば良いじゃん!”
だが、この観る側に対しての焦らしがこの作品の真価なのである。-
・”私、寂しいの・・。僕も寂しいんだ・・。”でメデタク結婚などという、ありきたりなストーリーではないのですよ、今作は。
・フツーの喫茶店で、二人でサンドイッチを食べている時に、サリーがハリーとの結婚観の違いから周りのお客さんがぎょっとして振り返るエクスタシー演技には大笑いである。
<ホント、メンドクサイ男女だが、ラストの大晦日のパーティでの寂しい思いを抱えているサリーの元へ、一人寂しい大晦日を送っていたハリーが走って来て、サリーから涙ながらに”大嫌い!”と言われながら交わすキスシーンは、矢張り良いのである。
そして、サリーとハリーがそれまでの齢を重ねた夫婦と同じアングルで嬉しそうに、結婚について語るシーンも良き作品である。>
恋愛に「ウザさ」はあり?
実にアメリカらしいラブコメディという感じの映画。
クリスマスに見るのがいいよね。
時折挟まれる老夫婦の惚気けインタビューはなんなんだろうか。笑
展開が面白いし、ドキドキというより、大人のクスッと笑える映画って感じでいい。
でも実にアメリカ的で、日本じゃこんな仲の悪い人と何度も会おうが仲良くなろうとは思えないよなと、恋愛観のギャップにやられてしまった。
同じテイストで言えば、ラブ・アクチュアリーとかの方が好きかなぁ。
最後のプロポーズは泣けた。
ただとにかくメグ・ライアンが可愛い!!
バブルが弾ける頃の映画だったと記憶する。今見て、何が面白いか分から...
バブルが弾ける頃の映画だったと記憶する。今見て、何が面白いか分からない。しかし、10回くらい見ていて、英語の台本買ってきて、英語の勉強とかもしていた。30年ぶりに見た。
ワシントン・スクエア・ガーデンの門の向こうに、貿易センタービルが建っているのが、印象的。
ビリー・クリスタルとメグ・ライアンの掛け合い漫才って所。理屈抜きで、楽しもう!
シナトラの『It Had To Be You』が好きだった。かもしれない。
兎に角、僕も若かったって事か。セックスなしで、男と女は友達になれると、今は思う。そんな『しばり』がある事が、男社会なのだ。
最後、『古き友の歌』年明けで歌うってこのとき知った。
今、二人はどんな老後を過ごしているだろう。まぁ、続編はいらないけどね。
友情と恋の間の微妙な男女の友情。 友人だと思うと、恋心があったとし...
友情と恋の間の微妙な男女の友情。
友人だと思うと、恋心があったとしても、邪魔をしてかたくなに友情を貫きたくなるのかもしれない。観ながら、そう思った。
ハリーとサリーの絶妙な、微妙なやり取り。
時間をかけて変わっていく心情の変化がおもしろかった。
メグ•ライアンが可愛い。
11年はかかりすぎでしょ。
NYにも凱旋門があるんだね。冒頭の別れる場所とラストが同じ場所というのは作為的と分かっていても良い。行ったことがないけど、平和な良きNYを感じさせる。
この時代のメグ・ライアンはキュートで人気だったな。厚めの肩パットの入ったジャケットも懐かしい。女性二人の会話シーンは、サラ・ジェシカ・パーカーのSATCに至る系譜か。
主人公たちのいらつく11年のまどろこっしさはどうも自分には合わない。男女間の友情なんてないよな、なんて思いつつ、正直に感情表現できない二人にどうも苛つく感じがした。
元祖アヒルぐち
元祖アヒルぐち、
メグ・ライアン全盛期による
(表情豊かで弱くて強くて、可愛くて美しい)
都市での恋愛の理想型を正面から撮る、
以後30年以上も王道となるラブコメのお手本。
あの名シーン、
性と如何に向き合うか?という論点は
当然に今も色褪せない。
楽しんだ。また見る。
男女の間に友情は成立するかなんてのは、テーマじゃありません 本当のテーマは、男女の考え方の違いを描くことです
1989年公開
メグ・ライアンの出世作です
脚本のノーラ・エフロンもまた出世作となりました
冒頭は1977年のシカゴ大のキャンパス
ラストシーンは1989年
12年かかってやっと結ばれたカップルの物語
男女の間に友情は成立するかなんてのは、テーマじゃありません
本当のテーマは、男女の考え方の違いを描くことです
男の本音、女の本音がてんこ盛りで登場します
それをさらけ出さないと、友人より先になんか行くわけないのです
劇中に何組も登場して、二人の馴れ初めを話する老夫婦のインタビュー
カップルの数だけ馴れ初めの物語があるのです
恋愛には方程式も理屈もなくて、なるものはなるし、ならないものならない
本当に結ばれる二人なら、本音をぶつけあうのです
傷つくのが怖いようなら、結ばれるわけもないのです
恋の直感に素直になろうよ、というのが結論なのです
ロアーイーストサイドのカッツ・デリカテッセンは、本作で有名になりました
サリーが女はみんなあの時感じてる振りをしてると言うのを実演する本作の有名シーンの舞台だからです
サリーの年代ごとのファッションと髪型、化粧の移り変わりも見どころです
それだけで笑えます
メグ・ライアンの、常にスマイルが浮いている表情がたまりません、
セックスの話が多すぎる
最初からこの2人は結局結ばれるのであろうと言う事はほとんどの人が想像できたと思う。そのため、面白い作品になるかどうかその過程が重要であったが、この映画に関しては単に回り道をしただけという感じであった。つまり、最初と最後ありきで、その間のストーリーは90分の映画にするため、強引に紆余曲折を作ったようなもの。しかも2人の会話のほとんどがセックスのことで、途中からいい加減うんざりしてしまった。
ロマンチックコメディは、私の好きなジャンルのひとつであるが、この映画に関しては好きになれなかった。ポスターの雰囲気と邦題(原題は、when harry met sally)にだまされた???
キャリー・フィッシャーが出ていたが、この頃から既に老化していたことに、ちょっとショックだった。
I really hate you
小粋で軽やかなトークを繰り出すハリー。くしゃくしゃな泣き顔ドアップで出てくるサリー 。面白グッズ弄りなど、トレンディドラマ臭がキツい。バッティングセンターは柳葉敏郎が居てそう。最後の告白でどれだけキメてこれるか。テレマーク付けて回収。
男性上位時代からの訣別を示すために、ガールズトークを男相手にさせるという愚行。友人とはそういうことか?男女関係を再定義するにあたって迷走する様が窺える。
友人役がレイア姫だったとは気付かなかった。
男性必見のラブロマンス
公開当時とテレビ、レンタルDVDと5回以上は観てますが
TOHOシネマズの企画で再度映画館で観られて嬉しかったです。
なんと言ってもこの映画を映画史に残る作品にしたのは
メグ・ライアンのあるシーン!!
今では定説になっているけれど、
この映画の作られた当時では
男性の思い込みをあざ笑うかの様なこのシーンは
まさに多くの女性の「してやったり!」と言う
快哉の声が映画館に溢れたんだじゃないかしら!!
主人公のハリーを演じるビリー・クリスタルは
大してカッコイイ訳でも無い上に、割と無礼な奴で
正直ラブロマンスの主人公にはあまり向いて無いし
ヒロインのメグ・ライアンも見た目は可愛いけど
性格的にはめんどくさいタイプ。
でも、だからこそこの映画は11年も友達でいる事に
リアリティーを感じさせるのかな〜〜
もっとお互いカッコ良くて良い奴だったらサッサと
恋人に落ちてしまってる。(笑)
アメリカのこの手のラブコメは割と男女どちらも
ちょっと一癖ある者同士のぶつかり合いが多いですね。
それは観てる観客側も現実には有り得ない美男美女ばかりの
ご都合主義な恋愛にはもはや感情移入出来ないから。
ちょっと一癖ある者同士でもお互いが素直にぶつかり合う事で
お互いが理解し合い成長して幸せを掴む。
それこそリアリティーのある恋愛。
そういう生身のぶつかり合いが恐くて今はみんな
恋愛弱者になってる気がする。
特に若い男性に観て欲しいな〜。
恋愛はめんどだけど面倒だからこそ
達成感や信頼感があるってこと。
楽しい映画です。セリフをしっかり噛み締めて〜〜
チャーミングなメグライアン
メグライアン扮するサリーオルブライトは、ビリークリスタル扮する友人の恋人ハリーバーンズと18時間かけて車で乗り合わせてニューヨークへ向かった。サリーは、ハリーから言い寄られて最悪だった。しかし、ニューヨークで偶然ながら何かとふたりは話し込む事が多かった。5年後、31歳のサリーは別れて独り身になっていた。同じく独り身になりそうなハリーと本屋で出くわした。同じ境遇になるとにわかに親近感が出るのかな。腐れ縁と言うか偶然が重なって縁が出来て人情が移っていく。言いたい事が言える間柄がいいんだろうな。それにしてもブロンドなびくメグライアンがチャーミングだったね。可愛くて思わず見とれちゃったな。
あると思います!
永遠の課題
同性の友よりも深く話せる存在
そんな贅沢な友達がいたらいいな
そりゃ〜いる人はいるでしょうけどなかなか出会えるもんじゃありゃせんぜ旦那
だってそうでしょ、よほどのクソ真面目野郎じゃなきゃハグだってチューだってねー
クソ真面目野郎だって我慢してるだけなんだしね
胸だってお尻だって見ちゃうよねー
でもこんな友達がいたらいいな〜と思うな
長続きするんだろうか?
あまり合わない方がいいのかしらん
はなっから人の彼女だったら全然大丈夫なんだけどね
そういえば若い時に2、3人いたな〜
みんな友達の彼女だから気兼ねなく下心なく話せてたな
よくみんなで酒も飲んだしドライブにも行ったし楽しかったけどアレは友達じゃなくてやっぱり人の彼女なんだよね
だからやっぱり違うんだよね
若造には分からないとてもいい映画でした
トム・ハンクスよりもこおいう話はビリー・クリスタルの方がよく似合う
好き好きだけどね
でわでわ
カサブランカとクリスマスツリー
出会いは最悪のイメージというのがハリウッドの恋愛スタイル。時間の経過と恋愛感情が絶妙で、最初からセックスについて語るというのもアメリカ的だし、時折はさまれるビデオレター風の老夫婦オノロケ漫談も素敵。
アカデミー賞授賞式の司会がビリー・クリスタルの時は本当に笑えるのですが、もう司会者はやらないのかな。コメディアンとしての彼がそのまま映画の主人公になった感じで、下ネタも得意なメグ・ライアンとは息がぴったり。
終盤になってくると、友だちだった頃に語りつくしたことが今更何をしゃべればいいのか・・・というところも面白いけど、「本を買ったら最初に結末を読む」という変てこな性格を考えると、未来はいっぱい膨らむように思う。
『恋人までのディスタンス』シリーズなんてのも、この映画の影響を受けてると感じるし、年をとってみると、こういうラブストーリーも有りだなって思う。音楽もハリー・コニャックを中心として大人の雰囲気。そんな中でオールマン・ブラザースが異色です。
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