恋のドッグファイトのレビュー・感想・評価
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初々しい恋愛映画
ストーリーはドッグファイト(ブスゲーム)の話が途中挿入される以外は普通の恋愛もの。だがそこが良い。ドレスコードのあるレストランに背伸びして行ったり、ローズの歌う姿をバードレースが眺めたりといった若い2人の様子が初々しく微笑ましい。また、ベトナム戦争当時の世相も反映されている。「何人殺した?」と蔑むように声をかけてくる人もいたり、逆に軍人であることに敬意を払う人もいたりしたことが分かる。
よく分からなかった点もあった。まず、バードレースはなぜローズをドッグファイトに巻き込んだのかということ。冴えないがどこか惹かれる部分があったという、相反した気持ちを持っていたということか。ローズが事の真相を知ったあとも、その辺の説明が無いのでもやもやした。それからローズの住所が書かれたメモを破り捨てるシーンは、うっかり破ったのかと思ったが、その後の展開に繋がらないのでどういう心境なのかよく分からなかった。だが総合的には面白い映画だった。
リバー・フェニックスの隠れた名作
当時は「少女漫画みたいな設定だ」という理由で無関心で観ていなかったが、昨今の評判通りリバー・フェニックスの隠れた名作だった。
「マイプライベートアイダホ」の方がキアヌリーブス共演で有名かもしれないが、この作品はブスをデートに参加させて賞金を争うという賭けゲームを、「出征前夜やる」というバカ騒動で始まり、それがベトナム戦争の暗い影のカモフラージュにもなっていて主役の男女の心の交流、可愛らしさと相まって、そのピュアな関係を浮き立たせている。
会った初日でとても初々しいのに夫婦に見える時もあって、リバーとリリ・テイラーの共演はとても魅力的だ。女の子が愛らしくて見入ってしまう。ここが当時の予想と一番違った。
仲間の死は終盤のリバーの刺青でわかるようになっていて、余韻がとてもいい深い映画になっている。
"4B"
ジャーヘッド
美人に逆ナンされても断らなければならない過酷なゲーム。ナンパのテクニックも人それぞれで面白いけど、遊びだと割り切っているからこそできる方法なのかもしれない。海兵隊を意味する“ジャーヘッド”という言葉も一般市民には知られていなかったことがわかる。
ゲームが終わってからはローズ(リリ・テイラー)への謝罪とともに果敢にアタックするという平凡な展開だったが、高級レストランで汚い言葉を使うとか、面白いシーンがある。
フォークソングが好きなローズはジョーン・バエズなんかを聞いてることもあって、戦争による解決には疑問を感じている女の子。しかし、1966年はまだまだ反戦ムードもなかった時代。ケネディ暗殺事件も取り入れているし、なんとなくノスタルジーに浸ってしまうかのような作りになってるかなぁ。戦地でのシーンもちょっとだけだったし・・・
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