劇場公開日 1985年6月8日

「トランプを支持する“福音派”とは余りにも異なる“アーミッシュ”の人々に…」刑事ジョン・ブック 目撃者 KENZO一級建築士事務所さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0 トランプを支持する“福音派”とは余りにも異なる“アーミッシュ”の人々に…

2025年10月29日
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鑑賞方法:DVD/BD

直前に「推定無罪」を観て、
ハリソン・フォード繋がりで、
彼の5年前作品として再鑑賞した。

かつて、アーミッシュという宗教共同体を
初めて知ったのもこの作品だった。

さて、最初の鑑賞から
かなりの時間が経っていたので、
主人公を殺害に来た面々に
どう対処して危機を脱したのかとか、
ヒロインを慕う同じアーミッシュの男性が
その危機にどう対応してのか等々を
すっかりと忘れていたので、
新鮮な再鑑賞となった。
全体的にはサスペンスというよりは、
アーミッシュの世界を紹介することに
時間を割いているような印象だったが、
“住む世界が異なっての実らぬ恋の物語”的に
終わらせたのはそんな延長だったろうか。

文明の発達が
地球環境を破壊しつつある現代、
私にはとても真似することは
出来そうにはないものの、
ある意味、アーミッシュ的生き方が
正解なのかも知れない。

ところで、同じプロテスタントでも、
このアーミッシュ(初期の村上春樹評的に
言えば“デタッチメント”か?)と、
今話題になっているトランプを支持する
福音派(その後の村上春樹評的での
“コミットメント”?)との違いに驚く。

しかし、それ以前に、
キリストの教えの前提で考えた時、
どちらの側がその正しい信奉者であるのかは
言うまでもないのだろう。

KENZO一級建築士事務所
えふいーねこさんのコメント
2025年10月30日

共感(他作品にも)、フォローとコメントもありがとうございます(^^)恐縮です
久々観たジョン・ブック、今のアメリカの現状をみると遥かに隔たってしまったような、当然の帰結のような…色々考えてしまったけど、美しい作品でした。私も福音派はチガウと思います。

えふいーねこ
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