「悪の組織には人がいっぱい」クロウ 飛翔伝説 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
悪の組織には人がいっぱい
人は死んだら霊界へ魂を運ばれるが、あまりにも残酷な死に方だと、その不条理を正そうと魂が戻される。
ダークファンタジー。『シザーハンズ』のジョニデのようなメイクアップだったので、目新しさは感じられなかったけど、アクションがあるので別の楽しみがある。バットマンシリーズも暗かったが、これはもっとすごいなぁ。何しろブランドン・リーの遺作だし、死んでも愛し続ければ結ばれるといった奥深いテーマもある。決して正義のために戦うんじゃなくて、単に復讐だけですもん。現代では復讐の連鎖というテーマが多いけど、80年代、90年代はこれが当たり前だったのだ。相手の記憶を盗むという発想も面白いし、少女サラの設定もいい。それに最後には不死身でなくなるところにも良心が見られる。
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