劇場公開日 1958年7月5日

黒い罠のレビュー・感想・評価

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3.0前半がちょっと

2024年11月12日
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鑑賞方法:VOD

怖い

興奮

寝られる

後半は盛り上がって来たが、前半は何だか意味不明。

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koko

5.0天才の映画

2021年9月18日
スマートフォンから投稿

稀代のウェルズ君、閃き全開です。
第三の男みたような、市民ケーンみたような凝ったアングル、陰影、移動など撮影技法の卸問屋です。
更にその映像をスピーディ且つトリッキーにたたみかける編集も見事。
プロットもよく練られているし、ウエルズ君の怪演は相変わらずだし、監督目指す人の教科書になりそうです。
カルト作品らしく、Wikipediaの解説が異常に長いですが、カルトではなく斬新でスタイリッシュな作品と思います。

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越後屋

4.0Orson Welles

2019年1月20日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

興奮

オーソン・ウェルズという映画業界でもNo.1の座を争う偉人の作品。
まず、このような伝説的作品を定額制動画配信サービスで見られることを感謝せずにはいられない。
1950年代のフィルムノワールという一時代を作ったジャンルの代表的な作品。一番最初に目に貼ってくるのはやはり、フィルムノワールの代名詞とも言える照明。何を映すのかではなく、何を闇に隠すのかという影が支配する映像は見応え十分です。そして、フレーミングの王様、オーソンウェルズの一寸違わぬカメラワーク。そして有名な編集。

シネマトグラフィー(撮影、照明)
ハードライトでくっきりとキャストされる影がやはりこの時代の副産物でしょう。超巨大なライトを使って、サイドから力強く当てられた光が作る影は、フィルムノワールの主役です。今作でもそうですが、フィルムノワールのテーマは裏切りや陰謀などの人間の影の部分をテーマとします。文字通り、人間の裏の部分が影となって一つのキャラクターとして映し出されます。さらには、陰もくっきりと漆黒で顔の半分を支配する、キャラクターのクローズアップは、その人間の表と裏の二面性を描いています。
シルエットや陰影のように照明が当たらないところでキャラクターを表現する。それがフィルムノワールです。ハリウッドスタジオの黄金期を支えた一つのブランド。

オーソンウェルズ
『市民ケーン』でもよく知られますが、レンズの長さやカメラのアングルなどのフレーミングのテクニックを使ってキャラクターの感情や立場を表現する技術の親がオーソンウェルズです。今作では、オープニングシークエンスやサンチェスの家のシーンで見られるワナー(長回し)がとても実物です。危険とオーディエンスとの距離を操作し、キャラクターをステージ上でダンスをするように動かし、サブコンシャス的にそのシーンを盛り上げ飾りつけしていくこのフレーミングとブロッキングは、現代の映画にも通じる先駆者の代物です。

編集
これまたスタジオ時代の映画界を象徴するような事件で有名ですね。撮影後、オーソンウェルズがチームから抜けた後、ユニバーサルスタジオがストーリーを書き換え、別シーンを撮影し、変種を操作しました。それにオーソンウェルズが68ページにもわたる抗議を含んだ意見文を提出したのです。しかし、それも叶わず、そのまま放映されてしまいました。
その後、その意見文を元に、ウォルターマーチ先生が再編集をしたのは、公開から40年後のこと。そこで、彼の作品はさらに脚光を浴びることになりました。映画界での伝説の地位を確立したのは、そのとき。

これらからもよくわかりますが、一つの作品に対する熱意が違う。自分が出演するのもそうですが、68ページにもわたって自分の意見を書くことができるのは、そこまで作品に対する愛があり、熱意があり、それが叶わなかったことがどれほど失意だったのかが伺えます。
これが映画だと言わんばかりの作品です。単純に初見でも面白く、ハラハラできるフィルムノワールですが、100回観ても味がする、芸術であり、映画のポテンシャルをさらに感じる最高傑作。
それゆえ、私はこの作品の1%も感じ取れていないし、楽しめていない。99%楽しむ余地が残っていることだけはひしひしと感じる。

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vary1484

4.0理解されなかったウェルズの「作家性」

2019年1月6日
Androidアプリから投稿

冒頭の長廻しは「空間の振付」と評され、素晴らしい効果をあげている
全般的に 視覚的に優れた映画である
疾走感もあり、ウェルズの才気を 感じさせる
今より 単純であった観客の為に、映画会社に勝手に再編集されてしまったのは、気の毒であった
ストーリー展開に やや、難はあるが(観客にわかり辛い) 作家性を重視できなかった時代である
(修復版を 見てみたい)

老いた巨漢刑事(ウェルズ)が 組織の歯車となって働いているうちに、犯罪者側と なあなあになって、
崩壊していく様子が 哀しくもある
(体を酷使しても、妻を失っても 犯罪は減らない)
彼を追い詰める捜査官ヴァルガス(ヘストン)の若さと 正義感と 贅肉の無さ!

ストリップクラブのオーナーに、ザ・ザ・ガボール
(9回結婚した美人女優)
酒場女ターニャに デートリッヒが 扮して華を添えている
デートリッヒは この映画のラストシーンの自分を高評価してるが、彼女はメキシコ女の雰囲気ではない様に感じる
やっぱり、ヨーロッパの退廃だよね
(本人は 飽きたかも知れないが… )

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jarinkochie

2.5

2018年11月13日
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鑑賞方法:VOD

興奮

ソレを忘れちゃう!?手痛いミス。

証拠でっち上げな悪徳刑事でも推理に間違いはなかったってタダの偶然かも。

メキシコとアメリカってドッチに居るのか観ていて解らなくなったりする!?

ショッキングなシーンもアッサリと演出してしまう感じで驚きなども希薄に。

O・ウェルズは脇役かと思いきや最後には全てを掻っ攫う演技?存在感で素晴らしい。

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万年 東一

2.0アメリカとメキシコ(^-^;

2017年1月7日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

オーソン・ウェルズとチャールトン・ヘストンということで見たけど
話しが薄くて(^-^;しょーもなかった…コメディだった?

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mamagamasako

1.5ちょっと都合良すぎない?

2017年1月1日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

怖い

興奮

 チャールトン・ヘストンがどこに出ているのか、なかなか分からなかった。「猿の惑星」の髪が赤茶けてるイメージで探しても見つかるわけないか。
 アメリカとメキシコの国境の街はゆるいチェックだった。きっと新しい大統領なら即座に厳重なゲートを築くはず。
 主人公(なのに誰か分からない?)のチャールトン・ヘストンはメキシコ当局の検察官。彼が捜査権のないアメリカ側で、爆殺事件を調査したり、奥方をさらわれたりする。
 今風に言うとアウェーでの活動には不自由が伴い、これをどのように乗り越えるかが本来この映画の眼目だったと思う。
 しかし、彼にはアメリカ警察にシンパがいて、彼の代わりにいろいろとやってくれてしまうから、どうも勝手が良すぎる。
 いくらオーソン・ウェルズ演じる悪徳刑事の仕業だと分かったからって、麻薬を使用した物証とともに発見された奥方がそんなに早く無罪放免になるのだろうか。
 ちょっとご都合主義な部分が目に付く。

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佐分 利信

3.5殺人犯探しから刑事同士の破滅的戦いへ

2013年3月4日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

興奮

総合:65点
ストーリー: 65
キャスト: 80
演出: 70
ビジュアル: 60
音楽: 60

 自分の身を守るためには何でもする直感的・直情的刑事。権力を持った犯罪者は立場上一見それとわからないだけに怖い。ヘストン、ウェルズ、どちらの立場にしてみても、自身の身の破滅をかけた戦いだった。 ちょっとおどろおどろしい雰囲気が出ていたが、やや平凡な話のようにも思える。

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Cape God