「明るい冒険活劇」黒いチューリップ mamemameさんの映画レビュー(感想・評価)
明るい冒険活劇
まず、作品のあらすじはかなり間違ってます。兄がギヨーム、弟がジュリアン。兄は自殺してないし、遺言も残していない。
先日WOWOWプラスで放送したときも、番組情報としてこのあらすじと全く同じように間違っていた。
こっちの説明をそのままコピペしたのかな?
(2023年12月28日追記:修正されました)
そして、原作はデュマの同名小説とのことなのだけど、何がどうしてそうなったのかわからないくらい原型をとどめていない。名前も登場人物の関係性も場所も時代も、何一つあっていない。原作はチューリップバブル時の球根争奪戦(そこまでアクション重視ではないけれど)、こちらは義賊もの。原作と言っていいものか。
アラン・ドロンが一人二役でハンサムな貴族を演じるが、最近見たアラン・ドロン映画はフィルム・ノワール系ばかりだったので結構違和感が。
これらのひっかかるところをスルーすれば、作品としてはあっけらかんとして明るい冒険活劇。でもギヨームの死はもっと悼んでも良いのでは。
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