グレン・グールド 27歳の記憶
劇場公開日:2007年10月27日
解説
20世紀もっとも孤独でもっとも愛されたピアニスト、グレン・グールド。1959年にカナダで製作され1999年に日本でも公開された、天才を映した唯一のフィルム、「グレン・グールド 27歳の記憶」がデジタル上映されたもの。監督・製作はロマン・クロイター。
1959年製作/58分/ドイツ
原題または英題:Glenn Gould Off the Records/On the Records
配給:クレストインターナショナル
劇場公開日:2007年10月27日
ストーリー
20世紀もっとも孤独でもっとも愛されたピアニスト―グレン・グールド。本作は、コテージでコリー犬のみを前にして、優雅にピアノを奏でる姿を収めた【OFF THE RECORD】、ニューヨークのスタジオで行われたバッハのイタリア協奏曲のスリリングな録音風景を収めた【ON THE RECORD】の二部構成になっている。映画でしか聴けない珍しい曲あり、真骨頂のバッハあり。とくにスタジオで全神経を集中させてのバッハ『イタリア協奏曲』は、ドラマ以上に感動的なクライマックスである。最も孤独で最も愛された天才ピアニストが紡ぐ音楽、素直な語り口は、観るもの全てを魅了する。32歳で表舞台から身を引き、その後は、スタジオから自らの音楽を発信し続けたグールド。もし彼が今も健在だったら、このデジタル社会の中、どのような形でその音楽を我々に届けたのだろうか。今世紀最もミステリアスで、かつエピソードに事欠かないピアニスト、グレン・グールド。その彼を収めた貴重なドキュメンタリー。