グレムリンのレビュー・感想・評価
全70件中、1~20件目を表示
育児疲れにこの一本!
突然かつ私事で恐縮ですが、先月、子どもが生まれました。未知の体験の連続、しかも待ったなし!の育児生活の中で、真っ先に思い浮かんだ映画があります。
それは、「グレムリン」です。1984年制作、スピルバーグ総指揮ハリウッド映画。念のため説明しますと、チェブラーシカに似たかわいらしい小動物「ギズモ」(当時のNewsweek紙評では「E.Tとヨーダを合わせてコアラ風に仕上げた」となっています。)が、飼う上で守らなければいけない3つのルールを主人公の少年が破ったために、細胞分裂を起こして増殖し、グロテスクで際限なくイタズラ大好きなモンスター「グレムリン」に変貌して街中で大暴れする…というクリスマス映画です。E.Tほどではないとは言えそれなりにヒットし、続編「2」も作られました。
赤ちゃんというものは、想像を遥かに越えて突如泣きわめいたり、天使のように安らかに眠ったりします。そんな我が子との共同生活が始まった私の頭によぎったのは、ギズモ→グレムリン…→ギズモ、の変貌ぶりでした。
赤ちゃんは泣くのが仕事、赤ちゃんが泣くのは元気な証拠、などと巷ではよく言いますが、「赤ちゃんのように」顔を真っ赤にして泣き叫び、果ては額に青筋が浮かび始め、声はかすれて裏返り…となると、のほほんと眺めてばかりもいられません。ちなみに、読みあさった数々の育児書のどれを取っても、「泣くのは当たり前」と言い切ってはくれないのです。泣く要因(空腹、おむつ汚れ、暑い寒い、病気の兆し…といった様々な不快)が並べられ、「抱きぐせがつくなどと放置してはいけません。感情を出さない子どもになります。」と結ばれます。虐待(ネグレクト)防止のためかもしれませんが、育児ビギナーにとっては逃げ場のないアドバイスです。
我が子に限って言えば、「泣く要因」はまったく分かりやすくありません。だいたい、生まれた直後は汚れたおむつを交換すると泣き始める、という状態でした。(最近は進化したのか、汚れたから泣く、にシフトしつつあります。)どうにも泣き止まず途方に暮れていると、いつの間にかスヤスヤ眠っていたり、機嫌よく一人遊びしていたはずが、突如ギャーっと泣き始めたり…。つくづく、謎と不条理に満ちています。
このムチャクチャさ、この無邪気さ、天真爛漫さ…まさに、グレムリンであり、ギズモであり、です。
最近は「ああ、またグレムリンになってる…」「あ、ギズモに戻った…」と思うようになりました。そうすると、悲壮感もなくなるというもの。
子どもの頃観た映画に、親になってから救われるとは…。映画は、本当に奥が深いです。
…あ、我が家のグレムリンは、いつの間にか、私の膝の中でギズモに戻っておりました。グレムリンの時はバタつかせる手足の力にたじたじとなりますが、ギズモになるとふっくらと柔らかい手足がいかにも愛らしく…つくづく不思議なものです。
育児疲れに、育児イメトレに、「グレムリン」を是非どうぞ。
あのアナログな神がかり的動きを、CGは決して超えられない
企画の始まりは当時学生だったクリス・コロンバスによる一本のサンプル脚本。これがスピルバーグの目に止まったことで映画化へのGOサインが出されたという。このうら若き青年と、すでに一世を風靡していたスピルバーグ、彼と同世代ながらカルト監督的な立場に甘んじていたジョー・ダンテが組んだ快作がこの『グレムリン』だ。
原案はもっとダークで凄惨な描写のオンパレードだったとか。現場では誰もが粘り強さと瞬発力の高さを発揮して、これを家族がみんなで楽しめるホラー・ファンタジーへと昇華させていった。それにクリス・ウェイラスが手がけたクリーチャーの特殊造形も、今のようなCGを使わないからこそ、創意工夫を凝らしたアナログな動きが観る者を惹きつけてやまない。ヒロインの告白話やテーマ曲も含めて、狂気と寂しさを併せ持った独特の空気感も素晴らしい。誕生から30年以上過ぎ、今や映画史に残るクリスマス映画の代表格と言えよう。
三つの誓いを破ったら・・・
めちゃくちゃ懐かしい一本です。 公開当時、「ゴジラ」「ゴースト・バスターズ」と並んで3Gと騒がれたのを覚えてます。スピルバーグの関連作品として、大いに期待して見に行きました。
当時、大人気だったフィービー・ケイツも出ていて、これまた期待大だったんだけど、セクシー・シンボルだった彼女の魅力はお披露目シーンが無かったような・・・
ただ、彼女の可愛らしさを上回る存在が、ギズモを含めたモグワイたち。まるで、本物の生物の様に、そこに存在している特撮が凄い。今だったら、CGでもっと流暢に動くんだろうけど、これはこれで味があります。
また、そのデザインが秀逸で、愛らしい姿に40年以上たった今でもキャラクターグッズが売られてるんだから、ホンッとスゴい。
さて、作品の内容ですが、クリスマスプレゼントとしてもらった謎の生物モグワイが、三つの誓いを破ったことから,グレムリンに変貌、大繁殖して街中をパニックに陥れる。
バーで騒ぎまくる姿は、まさに酔っ払い。オヤジ感丸出しで楽しませてくれる。(あれ、お酒は飲んでも平気なの?)
意地悪なお婆さんがやられるところだけは、ちょっとスッキリしたかな。
もともと、ファミリー向けの作品だから、それほどのドぎつさは無いけど、グレムリンたちの悪行にトラウマになる子もいたんじゃないかな。
トラウマと言えば、フィービー・ケイツが話すクリスマスの思い出。スゴいショッキングで、しっかり覚えてました。
また、音楽も良いですね。しっかりと覚えてました。グレムリンたちの大騒ぎのバックに流れる陽気なリズム。如何にもクリスマスって感じ。
久しぶりの鑑賞でしたが、今でも十分楽しめる。約束を破ると大変な目に合うよって感じで、道徳の教えみたいな気もしますが、やっぱり後世に残る作品ってのは良いもんです。
0228 モグアイのぬいぐるみ買いましたよ
1984年公開
お前らゲージンはなんでやったらアカン、いうのを
するんや?
永遠の疑問です。
それとは別にワタシの中では映画史上最高のキッチンファイトでした。
60点
初鑑賞 レーザーディスクレンタル
配給 ワーナー
懐かしい
ギズモー‼️
光に当ててはいけません‼️水に濡らしてはいけません‼️真夜中にエサを与えてもいけません‼️あんなに可愛いモグワイが、恐ろしい恐ろしいモンスター、グレムリンへと大ヘーンシン‼️悪戯(イタズラ)の限りを尽くす‼️好奇心旺盛でイタズラ好きというだけで殺意は無い(多分)‼️タチが悪いのは、そのイタズラが凶暴で度を越してること‼️仕掛けられた方は、生命が危険にさらされてたまったものではありません‼️ホントに凶悪無比‼️しかもディズニーアニメ「白雪姫」に感動したり、ギャンブルに一喜一憂したりして、ミョーに人間臭いところもある‼️そんなグレムリンたちと人間たち&モグワイのギズモのちょっとおかしな戦いを描いたSFコメディ‼️忘れられないテーマ曲や幼き頃に大好きだったフィービー・ケイツが出演してることも大きい‼️しかし、この作品の一番の功績は、モグワイのギズモの可愛らしさでしょう‼️可愛らしさで言えば映画史上ナンバーワンのモンスター・デザイン‼️現代の若者たちにも鑑賞していただけたら、みんな夢中になると思いますね‼️
一度観ると記憶に残る
【意外とグロテスクだよ、グレムリン。】
あんまりかな
...............................................................................................................................................
グレムリンかその敵みたいなんが暴れる。
主人公らが制圧して完了。
...............................................................................................................................................
昔見たはずやが、もっかい見てみた。
細菌を撲滅しながらやったらろくに理解できなかった。
やっぱり画面を見てなきゃ分からん映画は駄目。
クリスマス映画の皮を被った黄禍論
序盤、バーで飲んだくれていた男が表に停めてあった車を見てこう言う。「外国車には悪魔が住んでいる」。ここでいう悪魔がグレムリン襲来の伏線であることは自明だが、それにしてもなぜ「外国車」などという言い方をするのか。
あるいは唯一グレムリン化を免れたモグワイのギズモが警官の前でアメリカ国旗を手に取るシーン。なぜこんな物語上何の必然性もないシーンが唐突に挿入されているのか。
全ては本作公開当時(1984年)の経済情勢を照応すれば合点がいく。70年代以降、日米間の貿易摩擦は過熱の一途を辿り、80年代に入ると殊に自動車業界を中心に「安くて性能の良い日本製」にアメリカ製が圧倒されるという事態が起こりはじめた。アメリカ各地ではジャパンバッシングと呼ばれるネガティブ・キャンペーンが大々的に行われ、アジア系アメリカ人の男性が誤って殺害されるといった惨事も発生した。
つまり80年代前半という時代は、アメリカが日本の、ひいてはアジアの台頭に危機感を募らせていた時代だといえる。まさに「黄禍論」の再来だ。
物語はチャイナタウンの老爺から主人公の父親が珍獣・モグワイ(魔怪)を購入してきたことに端を発する。彼が主人公の家にやってきてしまったことで悪夢のクリスマスが幕を開けることになるわけだが、注目すべきは物語の起点からしてアジアが災禍の火種として設定されている点だ。
さて、モグワイは「光を嫌う」「水をかけると増殖する」「真夜中過ぎに食事を与えると凶暴なグレムリンに豹変する」といった特性を持っていた。
物語上の必然としてこれらの禁忌はことごとく侵犯されていくわけだが、特に2つ目の「水をかけると増殖する」という特性には、80年代のアメリカを覆い尽くしていたであろう「アジアによる支配」というオブセッションが露呈している。増殖しまくったグレムリンの大群がこちらに向かって歩いてくるシーンなどはその好例だ。知らぬ間に忍び寄るアジア支配。
一方で、アメリカ国旗を手に取ったギズモはグレムリンと同じアジア的ルーツを持ちながらもアメリカ経済に跪拝した「名誉アメリカ人」として彼らに迎えられる。実際、警官はアメリカ国旗を持つギズモを見て「コイツはアメリカびいきだな」と笑顔を浮かべた。ゆえにギズモは他のグレムリンのように「駆逐」されない。
今更言うまでもないことだが、モグワイやグレムリンの身体・能力的パラメータはアジア人に対する欧米人の偏見を煮詰めたようなものだ。小さな体躯、潰れた鼻、不可解な喋り声、女子供でもギリギリ倒せるレベルの強さ。現代であれば絶対にツイッターで炎上していたと思う。
物語終盤、すったもんだの末に主人公たちは街からグレムリンを一掃することに成功する。するとそこへ冒頭の中国人の老爺がやってきて、「だからモグワイを飼い慣らすのは難しいんだよ」と苦言を呈する。このグロテスクな皮肉でもって本作は幕を閉じる。
なぜこんな映画が80年代の日本において概ね好意的に受け止められていたのかよくわからない。確かにモグワイやグレムリンの造形や動作、あるいは照明の巧みさなどは称賛に値するが、だからといって手放しに絶賛するにはあまりにも政治的悪意が込められすぎている作品だと感じた。
ひぇ〜〜❤️❤️❤️ ギズモってこんなにかわゆい生き物だったの!?...
びみょ
とにかくかわいい
全70件中、1~20件目を表示