劇場公開日 1980年4月5日

「じわじわとくる人間味あふれる家族愛」クレイマー、クレイマー ソロモンさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0じわじわとくる人間味あふれる家族愛

2012年6月23日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、DVD/BD

泣ける

幸せ

人間味ある家族愛を感じられる作品でした。

突然妻に別れを告げられ男一つで息子の面倒を見ることになった主人公。しかしその主人公が息子によって、父親としてまた人間として成長していく過程が見ていて共感しつつ感情移入させられます。それによりだんだんとこの作品に対しての思いや感動がどんどん大きくなっていきます。特に序盤と終盤の親子で料理するシーンは見比べてみると、これまでの経験によって得たいろんな思いが詰まっている様な気がして余計に感動してしまいました。

また若かれしダスティンさん、そしてメリルさんの感情をさらけ出しては抑えつつの演技が素晴らしいです。これほどのものを魅せられるとまた一段とその登場人物たちに感情移入してしまいます。

じわじわと感動させられ家族愛を感じずにはいられない映画。名作と呼ばれるには申し分ない作品でした。

ソロモン