「子どもが一番の被害者」クレイマー、クレイマー 奥嶋ひろまささんの映画レビュー(感想・評価)
子どもが一番の被害者
誰も悪くないのだと思う。
みんな必死に生きてるだけ、
ただ必死過ぎて視野が狭くなり、
ボタンを掛け違えてしまっただけ。
最初のダスティンホフマンは短期で怒鳴り散らして
好きにはなれないけど、
子どもと暮らして抱きしめて本当に大事な物に気付く
一方メリル・ストリープも、
家に閉じ込められて自分を見失ってただけ。
三人とも良い家族になれたはずなのに、
裁判をしたがために、
二人の愛情はそっちのけで、お互いのダメだった所
ばかり掬ってまるでダメな親のように仕立てあげられ
家族が壊れる様は観てて辛かった。
失った悲しみと楽しかった思い出の余韻が残る。
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