「夫がパパになっていく成長物語」クレイマー、クレイマー はなさんの映画レビュー(感想・評価)
夫がパパになっていく成長物語
足並みがバラバラになってしまった夫婦。
父が子育てし始めたのは妻が出て行ってから。
会社の上司の方が子育ての大変さを現実的に捉え、当の本人は楽観的。現実を見れていなかったとも言えそう。
7年、、、夫を責めずに自分を責めて自信喪失するまで、妻はよく耐えたと思う。
ワンオペ
モラハラ
ノイローゼというかもはやクライシス
などと簡単に言い表せられない7年間、本来の自分からだいぶかけ離れていっただろうなと思わされるメリル・ストリープの演技が印象に残った。
そして、デザイナーとして、元夫より年収超えていたのもカッコよすぎだった。
とはいえダスティンも
息子と2人になってからは、次第に子どもを優先する父に変化していたから
また3人で暮らすことにすれば、家族再生のチャンスも期待できたのではないかとよぎった。
それくらい、父母どちらと暮らしても大丈夫そうと思わせてくれる成長ぶりだった。
両親どちらが好きか?
この質問、子どもは選べない、残酷な質問とよく聞くが
弁護士さんと同様、正直聞きたくなる心境だった。
裁判に勝つためではなく、子どもの負担にならないための選択を貫いていて、良いパパになったと感じた。
自分のためだけの生活と
家族とともに過ごす人生
どちらのパターンでも、自分らしく生きられることが絶対大事だという自分自身の価値観を再認識することができた。
仕事と育児の両立ができている人を心から尊敬している。また、思う存分やりたい仕事に没頭できていることも素晴らしいと感じる。
男だから社会に出て活躍する
女だから家庭に収まり子育て家事専念
やりたくてやっている人はそれで良い
葛藤があるなら、探求していくべきだと思う
何かの動画で、他人を納得させなくて良いというセリフを聞いた。
答えは自分だけが知っている。そこに向かえば良いだけだ。これがまた、雑念に流されるから厄介なんだけど。。。
本来の自分らしさでいられるようになれば、周りの人たちとの関係性も深まると思う。それがまた、生きやすさにもなるんだと思う。
ありがとう ごめんなさい 大丈夫 など
ちゃんと周りの状況を見て、素直に表現できる人
必要とされる人になります。