「両親の離婚を経験した人間から見ると、理解できない場面も多い作品。評価に困る。」クレイマー、クレイマー Mas Kudさんの映画レビュー(感想・評価)
両親の離婚を経験した人間から見ると、理解できない場面も多い作品。評価に困る。
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初めての鑑賞
家庭を顧みない、仕事人間の夫
自身が打ち込める仕事につきたいが、夫の理解が得られず不満の妻
これ以上の結婚生活は無理と、一人で家を出る妻
その後、子供の親権をめぐって裁判で争う、元夫婦の物語
自分は両親の離婚、親権争いを経験してるので
大人の自分勝手な言い争いに見えてしまった
置いて行かれた子供から言わせれば、母親を選ぶ理由は無いです
理由はどうあれ、捨てられたのですから
一度はあきらめた子供の親権を取り戻したい母
これからも自分が育てていくことを望む父
裁判に敗れ、子供を元妻に引き渡す日
全然料理ができなかった父が、息子との最後の朝食を手際よく作るシーンは
たしかに胸に刺さった
40年以上前の映画に今さらだが
奥さんに家出された夫が、仕事と子育ての両立に奮闘する物語
のほうが良かったのではないかと思う
最後のシーンは謎が残った
母は子供をあきらめた?
この家に戻ってやり直すようには見えなかったが・・・
見る側にラストをゆだねたのかもしれないが
何のための裁判だったのだろう・・・・
自身、あるいは両親でもいいが
全く離婚の経験がない人間が見たらいい作品かもしれない
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