劇場公開日 1981年7月4日

「奥が深いアガサクリスティ作品」クリスタル殺人事件 重さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5奥が深いアガサクリスティ作品

2021年1月25日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

警部がやって来て言うには、フェンリー伯爵殺人犯を見つけたと言うところで映画のフィルムが切れた。アンジェララズベリー扮するミスマープルは、犯人に対する推理を言って出て行った。エリザベステーラー扮する久しぶりに復帰する大女優マリーナグレッグが撮影する村のパーティーに登場した。ミスマープルは、犬に転ばされて足をくじき家に戻った。マリーナに村の女性ファンで戦時中にマリーナに会ったと言うパブコックが話し続けていた時、キムノヴァク扮するマリーナと犬猿の仲の女優ローラが現れたためマリーナは固まった。ローラがマリーナにちょっかいを出して来た時、マリーナが頼んだダイキリが届いた。そのダイキリを飲んだパブコックが毒殺された。ミスマープルは、その話を家で聞かされた。パブコックが飲んだダイキリは、ロックハドソン扮するマリーナの夫で映画監督のラッドが手渡して元々マリーナが持っていたダイキリで、パブコックがこぼしたからマリーナがパブコックに渡した物だった。ジェラルディンチャップリン扮するラッドの助手のエラは、ラッドを愛していた。ミスマープルは、エラが第一容疑者だと言った。マリーナは、撮影休憩時にエラが渡したコーヒーにも毒が入っていると騒ぎ立て、事実ヒ素が出た。しかし、そのエラも殺された。果たしてマリーナを毒殺しようと狙ったものだろうか? エドワードフォックス扮するミスマープルの甥でロンドン警視庁のクラドック主任警部が事件を探る。ミスマープルはほとんど表には出ていないけど、さすがアガサクリスティだね。なかなか奥が深いので、単に画面を観ていただけでは犯人は判らないね。

重