劇場公開日 1987年5月16日

クリープスのレビュー・感想・評価

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4.5芝刈機の本家❕(笑)

2011年11月23日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館、DVD/BD

笑える

楽しい

キャスト
ジェイソン・ライヴリー…クリストファー・ロメロ
スティーヴ・マーシャル…ジェームズ・カーペンター・フーパー
トム・アトキンス…レイ・キャメロン
ジル・ホイットロー…シンシア・クローネンバーグ
ウォーリー・テイラー…ランディス
ブルース・ソロモン…ライミ

大学の新入生歓迎会。
シンシアに一目惚れしたクリストファーは先輩達に脅され、肝試しと称し、大学の研究室に保管されている遺体を盗み出す様に命じられる。
しかし、その遺体は、隕石から出て来た宇宙生物が寄生している「さわるな危険」物体だった…

知る人ぞ知る迷作(笑)
「ガバリン」の脚本家でも知られるオタク監督フレッドデッカーのデビュー作品です。

先ず、登場人物の役名からして変😅

ロメロ、カーペンター、クローネンバーグ、キャメロン…
大半が、いかがわしい映画を作った怪しい監督サン達の愛すべきお名前ばかりです😅

デッカーは生粋のホラーオタクなんですね😅

まぁ、これだけで喜んでいたら、本当にオタク丸出しの「そこまで映画」なんですが、本作は違います。

まず、寸足らずのエイリアンが戦うショボい幕開けに唖然😓

やっちまった😣感たっぷりのAIP映画を彷彿させる展開ながらも、時代かわって舞台は学園に…

寄生された連中が、ゾンビさながらに次々と人を襲い始めます😅

明らかにロメロの「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」を意識した展開😅

って事は…オープニングのチープな宇宙人バトルは単なる導入😓

凄い展開です😅

しかも、ロメロ作品だけにとどまらず、「悪魔の墓場」の屍まで完コピする熱の入れ様に、こちらのボルテージもMAXに…。
そっくりな顔をした役者までも、きちんと用意しているデッカーに最早開いた口が塞がりません(笑)

更には、寮母の部屋のTVでは伝説のへっぽこ映画「プラン9・フロム・アウター・スペース」を映すマニアぶり😅
この時代にエド・ウッドって…😅
余程のSFやホラー好きじゃない限り、やりません(っていうか、好きでもやりません😅)

ここまで来ると、もう完璧にオタクの域を超えてます💦
ただただ感心してしまいました😅

まるでパクりの見本市…、
じゃなくて💦
オマージュ&リスペクトの塊みたいな本作ですが、後出の作品に与えた影響はでっかい‼

終盤の火炎放射器&芝刈機による大量虐殺は、勿論あの「ブレインデッド」の元ネタですし、
終盤の展開は「ザ・コンヴェント死霊復活」がおもいっきりパクってます😅

最早、贋作とは呼ばせない不動の地位を確立した愛すべきへっぽこ大作と言えるでしょう😂

こんな迷作がDVD化されない日本の価値基準が理解出来ません😢

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かもしだ