「ゆったりとした愛の物語。」クライング・ゲーム みっどないと・シネマさんの映画レビュー(感想・評価)
ゆったりとした愛の物語。
ファースト・シーンで「男が女を愛する時」がながれて、ラスト・シーンでは「スタンド・バイ・ユア・マン」がながれる。これだけでこの映画が好きだ。
タイトルからクライム・サスペンスものと思っていたがそうではなかった。
でも意表をつかれるが、愛してしまえばなにもかも許せる。
途中で明かされる意外な事実。しかし、美しさには変わりない。
ゆれる二人の気持ちを黙って見守るバーのバーテンが良い。
仲間を裏切り銃口を向ける同志だった女を逆に撃ち殺すディル。
彼女の罪を被り刑務所に入ったファーガス。
二人の気持ちはひとつになった。
愛とは決して後悔しないこと。
これは別な映画のキャッチ・コピーだが、このクライング・ゲームにも通用する。
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