9時から5時までのレビュー・感想・評価
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ドリー・パートンのカントリー♪
最近ドリー・パートンのオリジナル曲「オールウェイズ・ラブ・ユー」がお気に入りで、Youtubeをずっと聴いている僕。
もちろん あのホイットニー・ヒューストンのカバーも良いのだが、作者本人が歌うどこか哀しげで、けれど べとべとせずにサラッと流して聴かせるカントリー魂には、超しびれる。
お互いに年を経たケニー・ロジャースの隣で歌うステージの ショート動画だ。これが良い。音もカットもとても良い。
大変な再生回数だから、世界中には僕と同じファンが大勢いると言うことだろう。
― という訳で、
彼女の出演するコメディを引っ張り出してみた。
もちろん軽快でバンジョーもバックで鳴っている彼女ドリーの主題歌もゴキゲンだ。
オフィスに就職したジェーン・フォンダと、友だちのリリー・トムリン。そして職場の名物女ドリー・パートン登場。
上司とのすったもんだもありながら、9時から5時まで働くアメリカのOLたちの仕事とプライベートの愉快な物語でした。
1980年のアメリカの事務職とOA機器とファッションもなかなかの見ものです。
実はうちの母も
駐日の米国企業に勤めていた時期があって、面接の時のやり取りの様子はわが家では語り草。
英字新聞の発行所でした ―
「きみは英語は大丈夫かね?」
「はい。話せるはずです」。
「きみはタイプライターは使えるかね?」
「はい。使えるはずです」。
・・これで採用されたらしい(笑)
だからうちにはOlivettiのタイプライターがあったし、僕も英語の授業のノート作りにしょっちゅう借りていた。
異国籍企業で度胸を磨いた母は、その次には華僑の経営する高級ステンレス調理器具=鍋などのセールス販売員に。
新聞社でも鍋屋でも、人種や出身地によってお給料は段階的に差が付けられていたそうだ。
どんな友だちが出来たか、今度きいてみよう。
働く女たち、たくましくて最高です。
ドリー・パートン、大好きです♪
スカッとする! !(^^)!
公開当時は大ヒットしたとか。
ミュージカルにもなって、リメイクの話も?
わかる気がする。
日頃の鬱憤を、過激な妄想で晴らして、笑い飛ばしたいモードで鑑賞すると☆5つ。テンポの良い演出、あり得ない、ある意味ファンタジー的コメディ。
上司を成敗!だけで終わらないところもイイ。
ブラック企業。仕事以外の業務。報われない仕事。セクハラ。誤解されたまま伝播する噂。やっかみ。ゴマすり。と、現代にも通じる”あるある”な出来事。
けれども、今の仕事環境から見れば、なんとぬるいことよ。
かつ、物語が進むにつれ、あまりにもありえない展開になっていく。このまま話はどうなっていくんだとハラハラ+笑わせながらも、着地点は心地よい。
ここらへんを楽しめるか、ばかばかしいと切り捨てくかで映画の評価が変わってくるだろう。
ビジネス・ウーマンとしてずっと頑張っていたバイオレットの悲哀に共感できる。
(悲哀と悔しさを笑える表現に昇華させている、さすがコメディエンヌ。)
ドラリーは格好いい。女性的魅力でひいきされてみたいなやっかみの噂があるんだけれど、仕事に対する姿勢がしっかりしているから、その噂がやっかみとすぐにわかる。
(演技的にはこなれていないが、さすが普段から自分の仕事にプライド持っている大物歌手。)
ジュディは専業主婦から初めての就職という設定。仕事はできないんだけれど、職場のしがらみや慣習に染まっていないから、それまでのやり方を変えていけると大活躍なのだけれど、その様がさすがセレブ。決して「仕事ができない」なんて卑屈にならない。人を動かす術にはたけているし堂にいったものである。なのだけれどもセレブの腰掛仕事にしかみえないのが残念。この人の存在が、この映画をファンタジー化している。
(とはいえ、最初の登場の芋っぷりと言い、ジェーン・フォンダさんがこんな役!という役者変化も楽しめる。)
とはいうものの、このジュディが職場に入ってきて、上記の二人をつないだところから物語が動き出す。うん、仲間っていいものだ。
女性が職場に進出しだした、まだ職場環境もぬるい時代のコメディ。
(当時の風潮として、今では不適切な場面も登場する)
ここまでやってみたいけれどできない展開でぶっ飛んでくれると、かえってスカッとします。
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