「ウルフV.Sパイソン」クール・ワールド 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
ウルフV.Sパイソン
60年代のニューヨーク、頻繁に流れるジャズ、当時の人々をドキュメンタリーに映し出す映像、序盤に黒人の白人に対する怒りを演説に物語は黒人の少年、不良グループの対立。
拳銃を手に入れトップに立とうとする為に四苦八苦する黒人少年の、黒人不良グループの、同年代の白人少年は一切出てこない、生々しい当時のニューヨークの町並み、人々、野良な猫や犬、まるで良質な写真集を見ている気分に浸れる、ジャズが流れるセンスの良さが際立ている。
狼をバックプリントに徒党を組むウルフを敵対に、白のドリズラーをユニフォームにしたスタイルが渋い。
シャーリー・クラークの「ザ・コネクション」に引き続き、本作も堪らない雰囲気にヤラれた!!
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