「戦争への怒りとギターの調べ」禁じられた遊び(1952) しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
戦争への怒りとギターの調べ
第13回ヴェネチア国際映画祭金獅子賞受賞作。
第25回アカデミー賞名誉賞(外国語映画賞)受賞作。
Amazonプライム・ビデオで鑑賞。
巨匠ルネ・クレマン監督が戦争への怒りをこめた名作。
死が日常となり、その意味合いが希薄になってしまった…。ポーレットとミシェルが、無垢のままに夢中になった遊びが、その証拠でしょう…。戦争が子供に与えた影響というものの残酷さが浮き彫りにされ、胸が締め付けられました。
ギター一本で奏でられる哀愁の調べが、なんとも言えない余韻を残しました。悲しみが増幅されました。ギターが得意だった私の恩師が、よく弾いておられたことを思い出しました。
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