「上質なブラックユーモアに満ちた傑作」キングダムI エロくそチキン2さんの映画レビュー(感想・評価)
上質なブラックユーモアに満ちた傑作
デンマークで1990年代に放送されたというラース・フォン・トリアー監督によるテレビドラマシリーズ「キングダム」の劇場版。日本でも上映されたようだが映画凍結期で全く知らなかった。
てか、今回も日本映画の「キングダム」だと思い込み見逃すところだった。
ラース・フォン・トリアー の作品であるということ、25年ぶりに作られた最終章「キングダム エクソダス〈脱出〉」の公開に伴い94年のIと97年のIIのデジタル修復版が同時公開されるということを上映数日前に知った😢🙏🙇
このIはシーズン1・全4話を劇場公開用にまとめた4時間43分。途中10分の休憩あり。
コペンハーゲンの古い洗濯池の跡地に建てられた巨大病院キングダム。
仮病で入院を繰り返す霊感の強いドルッセ夫人がエレベーターで少女の泣き声を聴いたことから物語がスタートした。
成仏できずに霊として彷徨う少女の秘密を探るドルッセ夫人を始め、あまりにも愚かな医師、看護師、そして病院で働く者たちの群像劇。
自分的にはホラーの要素が少なくて助かった。
てか、まともな人間がいないことがホラーそのものかも。上質なブラックユーモアに満ちた傑作だった。
Iを観てII以降を観るか判断しようと思ってたけど、迷わず観ることにした。これ面白すぎる‼︎
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