キングダムIのレビュー・感想・評価
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滑稽さが勝る
する事はないけれど比較するならば『ツイン・ピークス』になる訳で途中からデヴィッド・リンチの作品を観ている感覚には言い過ぎか、一般の視聴者に飽きられないよう興味の持続力を保ちながら展開する物語とラース・フォン・トリアー自身の色を塗りたくらない程度で民衆に寄り添った演出描写はテレビドラマだからこそ?
核となる話から群像劇として観る側を混乱させない、難解になるギリギリからの単純明快な感じ、奇妙で不穏な雰囲気からコミカルに映る話運びが面白くも、例外はあるにしろコメディとして捉えられる作品も多々なラース・フォン・トリアーがラストに登場する姿からも楽しく仕事している印象が。
全四話を二日に分けて観たので長尺に挑む感覚はなく、やはり『ツイン・ピークス』のシリーズを観ていたテンションと同じ感情が沸々と!?
病院を舞台にした幽霊系ホラー
90年代にデンマークで放送されたドラマ、シーズン1の4話を映画用にした長尺作品で、尺は283分=4時間43分…
現在、配信なし、レンタル困難、DVDはプレミア値段…
この長尺を映画館で観るのは躊躇したけど、がんばって観てきました。
内容は、病院を舞台にした幽霊系ホラーで、少し笑いも入ってます。
まだシーズン1だけなので完結してないけど、けっこう面白かった。
エゲツナイ作風で有名な監督ですが、この作品は意外と、まだマトモ(笑)
1話おわる度に監督が出てきて軽い解説をします。
4時間43分という長尺は体感では、そこまで長く感じなかった…
途中10分の休憩あったし(笑)
配信されれば、もっと多くの人に観られるはずだし、配信が待たれる1作でしょう。
上質なブラックユーモアに満ちた傑作
デンマークで1990年代に放送されたというラース・フォン・トリアー監督によるテレビドラマシリーズ「キングダム」の劇場版。日本でも上映されたようだが映画凍結期で全く知らなかった。
てか、今回も日本映画の「キングダム」だと思い込み見逃すところだった。
ラース・フォン・トリアー の作品であるということ、25年ぶりに作られた最終章「キングダム エクソダス〈脱出〉」の公開に伴い94年のIと97年のIIのデジタル修復版が同時公開されるということを上映数日前に知った😢🙏🙇
このIはシーズン1・全4話を劇場公開用にまとめた4時間43分。途中10分の休憩あり。
コペンハーゲンの古い洗濯池の跡地に建てられた巨大病院キングダム。
仮病で入院を繰り返す霊感の強いドルッセ夫人がエレベーターで少女の泣き声を聴いたことから物語がスタートした。
成仏できずに霊として彷徨う少女の秘密を探るドルッセ夫人を始め、あまりにも愚かな医師、看護師、そして病院で働く者たちの群像劇。
自分的にはホラーの要素が少なくて助かった。
てか、まともな人間がいないことがホラーそのものかも。上質なブラックユーモアに満ちた傑作だった。
Iを観てII以降を観るか判断しようと思ってたけど、迷わず観ることにした。これ面白すぎる‼︎
おもしろかった!
テレビドラマの何たるかが詰まっている気がした
同じ施設内で、数多のキャラクターが複雑に絡み合う
その中に不思議さが散りばめられたり、
シュールな笑いが混ざり込んだりして唯一無二の世界を創り上げている。
毎度、ヘルマーの駐車シーンから始まるお約束も
実は病院を牛耳る若い医師とか
あんな事やこんな事が隠蔽されているヤバさ、
そしてそれを隠そうとする可笑しさ
連続で見れる現代に感謝
エクソダスを見るために、
リマスター版を映画館で10時間耐久してきた。
キングダムは名前は知ってたけど、見るのは初めてだった。
ラース・フォン・トリアーもダンサー・イン・ダークぐらい。
キャラクターの個性が強すぎて、ブラックユーモアも溢れてるし、面白すぎた。でも展開は割と鬱な感じなので感情がぐちゃぐちゃにされる。
過去のドラマとは思えないくらい。
ヘルマー医師がタヒチに行ってる間に色々終わってますが…むしろ始まる??なんだろう…
割と鼻につく人ではあるんだけど、走るし走るし…空回ってるし憎めない人なんだよな…
ここでシーズンⅠ終了したとか……
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